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ネガティブに向き合いポジティブに生きる。「ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考」を読んで

おすすめしてもらった本は手に取ってみるタチで、こちらも本もそうやって手に取った一冊。

現代人の悩みに必要なのは、「超論理的」仏教思考かもしれない。

Audible original podcastの人気番組「ゆかいな知性」仏教編がついに書籍化!
株式会社GO 三浦崇宏氏・株式会社コルク代表 佐渡島庸平氏 推薦
私たちが知っているようで知らない仏教のロジカルな思想と知識=仏教思考を、現代の事象に照らし合わせながら解説。

◎仏陀(釈迦牟尼)は2500年前から「VUCAの時代」と言っていた
◎Web3.0は曼荼羅に予言されていた?
◎仏教思考での「死」とは、バーチャルリアリティーからのログアウト
◎ポスト資本主義への一つのヒント「唯識」

僧侶は、お盆にお経を読みに来る、葬祭を任せる儀式執行人?
説法って「エモい話、イイ話」?
現代日本の私たちが思う「仏教」とはずいぶん違う、知っているようで全く知らなかった真の仏教思考、明日からすぐに役に立つ、生き方の智慧を学べます。

無意識のうちに入っているOS(思考方法)から少し離れて、2500年の叡智を実装してみませんか?

Amazonの説明欄より抜粋

仏教に対するイメージが変わった

仏教なんてお葬式のときくらいしか触れる機会がなくて、なんとなく縁遠いものと感じていた。だけどこの本を読んだら、現代の事象も仏教思考でロジカルに説明できたりして「おもしろ!!」とページをめくる手が止まらなかった。

また、仏教というと「修行」がつきもので、精進料理や座禅、廊下をひたすら雑巾掛け、、、と、ストイックでしんどそうなイメージがあった。でも本当のところは苦しいものとは逆で、仏教の教えは「苦しみを発生させないように」という考えが根本にあると書かれていて驚いた。

人類は、言語を獲得し思考できるようになった時点で、こうした苦しみを味わわざるを得ない宿命を背負いました。だから苦しみをゼロにすることはできなくても、何とか制御して、経験しなくてもよい苦しみから脱却しようとする。これが仏教の大きなテーマです。

「ビジネスシーンを生き抜く仏教思考」より引用

仏教って優しいものなんだなぁと感じてから、ますます興味が湧いた。

ネガティブに向き合うこと

「現実を直視すること」

詳しい経緯は省略するけど、これを自分の中で2024年7月のテーマにしている。そんな中でアンテナに触れた一節。

仏教は、ポジティブに生きていくための教えです。ポジティブに生きるためには、その反対のネガティブを知らなくてはいけません。ネガティブな可能性を認めることなしに、そこからの回避はあり得ないわけですから。

「ビジネスシーンを生き抜く仏教思考」より引用

私は「現実を直視すること=ネガティブなことにも向き合うこと」だと考えている。

というのも、私は割とポジティブ思考なので、何か嫌なことがあってもすぐにポジティブ変換して乗り越えることができる。これ自体は長所だと思っているけど、これが行き過ぎると「問題をなかったことにしてやり過ごす」事態に陥ってしまう。とくに私の場合はお金の問題と身近な人との人間関係でそれが発動しがち。

ネガティブに向き合うのがしんどくない人はいないと思うけど、ポジティブ慣れしている私は本当にそれが難しい。今までもそれでなんとなくやってこれたし、わざわざ蒸し返さなくても? と思わないでもない。

そんなふうに思っていたときに目に入った先ほどの一節に、私は元気をもらえた。私がやろうとしていることは「ポジティブに生きるための行動」なんだ。そう思ったら力が湧いてきた。

モヤモヤに対するヒントがもらえるから読書が好き

本を読んでいて楽しいのはこういうときだ。

なんかモヤモヤしていることや疑問に思っていることに対して、思わぬ形でヒントを受け取ることができる。

著者が伝えたかったこととは別のことかもしれないけれど、それでもいい。私がそのように受け取れば、私にとってはそのような意味なんだと思う。

この本には、ここで紹介した以外にもたくさんのアンテナに引っかかるフレーズが転がっていた。

「仏教は縁遠いもの」としていたところに、おすすめ本として手に取ることになり、そして今このように若干興奮気味に記事を書いている。不思議なことだ。すばらしい読書の時間と学びと発見をありがとう!

今日も読んでくださりありがとうございました😊

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