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姿勢改善のお話

Personal 接骨院

みなさんはご自身の姿勢についてどのように考えていますか??
こちらでは、不良姿勢の代表格である「猫背」「反り腰」について解説していきます。
周囲から「姿勢が悪い」・「姿勢を治しなさい」などと、指摘を受けて悩んでいる方は、この後の内容を見てご自身の姿勢の状態と、ご自身のカラダのバランスを確認してみましょう。


基本姿勢について



重心線が通るべきポイント

乳様突起(耳のすぐ後ろ)
肩峰(肩の先)
大転子(股関節外側の出っ張り)
膝関節の少し前
外果前方(外くるぶしの少し前)

重心線が理想的なポイントを通り、神経系や内蔵系の圧迫も起きにくい。
立った状態で横から見ると重心線が以下のポイントを通り、背骨が緩やかにS字を描きます(生理的弯曲)。
しかし、筋肉や関節が固まり、関節の可動性(特に動き過ぎの方向と全く動かない方向) に差が出るとアンバランスになり、それが長期間続くと下記の様な姿勢に定着していきます。

猫背の姿勢



まず、猫背姿勢の特徴は「骨盤が正常より後傾位」になっていることが挙げられます。

骨盤が後傾位になっている場合、カラダの状態は腰椎の生理的前弯が減少し、脊柱(背骨)が一直線の状態に近づいていきます。
しかし、胸椎の高さでは、生理的後弯が残り、頭の重さにより視線の位置の低下や後頚部や頚肩部の筋緊張が強くなります。
立位時では股関節と膝関節が過伸展位を呈します。
また、猫背の方は「なで肩」「ストレートネック」にもなっていることが多いです。猫背でお悩みの方は、お心当たりがあるのではないでしょうか??

猫背が関与する筋肉


立位姿勢で骨盤が後傾していると、骨格上では上記のようになりますが、骨格を支える筋肉の状態は、以下のようになっています。

・ハムストリングスの短縮・柔軟性低下
・大殿筋の短縮・柔軟性低下
・下腿三頭筋の柔軟性低下
・腹直筋の短縮
・胸鎖乳突筋の短縮
・大、小胸筋の短縮・柔軟性の低下

・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の機能低下
・前脛骨筋の機能低下・腸腰筋の機能低下
・脊柱起立筋・広背筋の機能低下
・カフ(回旋筋腱板)・菱形筋の機能低下

猫背姿勢がカラダに及ぼす影響


上記の筋肉の影響により慢性的な肩こり、寝違え、慢性腰痛、ぎっくり腰等の症状が出現してきます。

骨盤後傾の影響は歩行時にも見られ、この状態では下肢軸を外旋した状態で、踵を地面に擦り歩くような歩容を呈します。これは、腸腰筋の機能低下や大殿筋の柔軟性不足が影響していて変形性膝関節症の発症の一因となりえます。
尚、大、小胸筋の短縮に伴うカフ(回旋筋腱板)の機能低下や菱形筋の機能低下は肩甲骨の可動性にも影響し、四十肩や五十肩(肩関節周囲炎)の発症にも影響します。

猫背姿勢の印象


猫背の姿勢は、周囲に対して決して良い印象を与えないでしょう。
常に背中が丸まっているため、「元気がなさそう」「自信がなさそう」と思われてしまう可能性があり、特に背筋を伸ばして胸を張っている人と並ぶと、どうしてもその印象に差が出てしまう思われます。
また、猫背は胸を圧迫するため呼吸が浅くなり、深呼吸をしても息が吸いづらくなります。深い呼吸ができないと脳は酸欠状態になり、メンタルの不調にもつながると言われています。
また、猫背は自然とうつむく姿勢になりますが、人は気分が落ち込んだときも、うつむきがちです。もともと心には、下を向くと気分が落ち込む傾向があるため、猫背の人は落ち込みやすくなる傾向があるのかも。。?しれません。

反り腰の姿勢



反り腰姿勢の特徴は「骨盤が正常より前傾位」になっていることが挙げられます。

骨盤が前傾位になっている場合、カラダの状態は腰椎の生理的前弯が増大し(元々骨盤は軽度前傾位を呈している)胸椎の生理的後弯は保たれたまま頭部を支えてます。
※まれに、胸椎の後弯が増強しているケースもみられる。
立位時は股関節、膝関節が軽度屈曲位、足関節軽度背屈位を呈します。

この反り腰の状態は、腰椎の前弯を更に強くして慢性的な腰痛やその他の腰部疾患を招きます。
また、背骨の衝撃吸収能力が上手く発揮されず脚の負担が増えることが言われています。脚の負担が増えることで疲労を起こしやすくなり、結果として脚のケガのリスクが高くなります。力が発揮できないことからパフォーマンス低下を引き起こす可能性もあるでしょう。

反り腰が関与する筋肉


立位姿勢で骨盤が前傾していると、骨格上では上記のようになりますが、骨格を支える筋肉の状態は、以下のようになっています。

・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の短縮・柔軟性低下
・前脛骨筋の短縮・腸腰筋の短縮・柔軟性低下
・脊柱起立筋・広背筋の短縮・柔軟性低下
・梨状筋の短縮

・ハムストリングスの機能低下
・大殿筋の機能低下
・腹直筋の機能低下


反り腰姿勢がカラダに及ぼす影響


前述でも記載しましたが、腰椎の前弯増強により、慢性的な腰痛や背部痛などが出現し、腰椎分離症を経て、腰椎すべり症などの疾患を発症するリスクが高まります。
また、それらの疾患を放置することにより腰部脊柱管狭窄症にも移行するケースがありますので注意が必要です。

骨盤前傾の影響は歩行時にも見られます。
この状態では下肢軸を内旋した状態で歩き、内股歩行の歩容を呈します。
また、腸腰筋では柔軟性の低下により歩幅が狭くなりやすいです。これは、腸腰筋の短縮により起こりやすく、高齢者では転倒のリスク等もあがります。


反り腰の印象


反り腰の外見上の印象は、腹直筋機能低下による下腹部太り(俗に言う、ポッコリおなか)や下半身太りヒップラインの低下、その他では、殿部を後方に突き出すような「でっぱり尻」のような形になります。

特に女性の場合、産後に多く見られる印象があり、体型が戻らず悩まれている方でも上記のような特徴に該当していませんか??



猫背や反り腰って治るの??


結論から言えば猫背や反り腰は、改善できるケースが多いです。
原因は筋力低下や姿勢の偏り、加齢など。後天的なケースがほとんどで、
産後の女性の場合、妊娠前と妊娠中では、体型の変化と共に日常生活の活動量や立位重心や座位での重心も変化してきます。

これらの場合、矯正で改善することが多いと言われています。
※ただし、背骨の圧迫骨折や腰椎すべり症などで患部の変形治癒などがある場合は、困難な場合があります。

猫背や反り腰など、姿勢改善の治療は、しっかりとした評価の下、適切なアプローチを行うことで、即効性の効果を体感することができます。

しかし、姿勢改善の治療において最も重要なことは「その状態」を維持することにあります。元々、カラダに染み付いた習慣を取り除き、新たな意識を上書きすることは一朝一夕というわけではありません。
そのため、ご自身のカラダと向き合う根気と時間が必要となります。

当院では、「猫背」や「反り腰」の悩みとそれに伴う痛みを、クライアント様のカラダ全身を診て、日常姿勢の修正から症状の改善を目指しております。
そのために、必要な運動や日常生活でのカラダの使い方などをアドバイスいたします。
ご来院の際は、当院独自の治療メゾット「施術×トレーニング」でお身体の変化を実感してくださいませ♪




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