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はじめまして。 現役の中学校教員です。 現場から観えるこれからの社会について 考察して…

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はじめまして。 現役の中学校教員です。 現場から観えるこれからの社会について 考察していきたいと思います。

最近の記事

私が今年学びたいこと

私がいま学びなおしたいことは「日本のことば」についてである。 さまざまな国の文化が入り混じった現代の日本において,使われる「ことば」にも大きな 影響を与えている。 例えば「エビデンス」「コンセンサス」といった言葉。「根拠」「意見の合意」と言うよりも前者のことばの方が説得力を増す気さえする。これらのことばは,その専門分野で輸入されて,有識者が我が物顔で演説することによって広がっていった。 ほかにも「ポチる」「オフ会」「ワンチャン」などの造語や若者言葉ですら,SNSの発展により

    • 縄文時代に社会が求めていた能力から、令和の時代を考える。

      どの時代においても、その時代に求められる能力はあり、さまざまな機関が研究しレポートにまとめている。 例えば、昭和の時代に社会に求められた能力は、【忍耐力】【忠誠心】と言われており、戦後の復興から、日本全体で経済を立て直すことを目指しました。その厳しい時期を乗り越えるために、肉体的にも精神的にも厳しい重労働も多く、それを乗り越えるための忍耐力。そして終身雇用制度の中で、会社に対する忠誠心が求められる時代でした。 平成に入るとバブル崩壊を境に、求められる能力は変化していったと考

      • 10年後の新入社員の取扱説明書【最終話】

        こちら第3話目です。1話目がまだの方はそちらから是非ご覧いただきたいです。 さて、ここまで「コロナ自粛期間」が子どもたちに与えた影響について説明してきました。 少しネガティブなイメージを感じている方も多いかもしれませんが、これを幼少期、また思春期に経験してきたからこそ、ポジティブに捉えることもできます。 まず、【圧倒的な我慢強さ】です。学校にまで行けなくなるような、あれだけの規制が世界中にかけられた時期を今後経験することはないでしょう。そして、当たり前の日常が当たり前に送れ

        • 10年後の新入社員の取扱説明書【vol.2】

          こちら第2話目です。1話目がまだの方はそちらから是非ご覧いただきたいです。 「コロナ自粛期間」による影響を第1話でも記述しましたが、【人間関係の構築】にも影響を与えています。その主たる原因は、オンラインミーティングの発展によるものだと考えられます。学校現場ではGIGAスクール構想という文部科学省による政策により、コロナ禍で学校に来れない時期にも一人一台タブレット配布して、オンライン授業を行いました。 この頃に教職員をされていた方々は本当に大変な想いをされたと思いますが、「

        私が今年学びたいこと

        • 縄文時代に社会が求めていた能力から、令和の時代を考える。

        • 10年後の新入社員の取扱説明書【最終話】

        • 10年後の新入社員の取扱説明書【vol.2】

          10年後の新入社員の取扱説明書【vol.1】

          はじめまして。 私は現役の中学校教員です。 今回は、今の中学生とそれを取り巻く環境から、彼らの10年後の姿を考察し社会がどのように受け入れていくべきかを記していこうと思います。 もちろんこれからの10年間で社会は大きく変わると思いますが、実際にどのようなことが変化するのかは明確にはわかりませんので、2024年現在の流れを踏まえての考察になります。また、当然ながら個にフォーカスしているわけではないので、そのあたりは予めご了承ください。 さて、今私の目の前にいる中学生は物事の

          10年後の新入社員の取扱説明書【vol.1】