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「境を越えて通信」Vol.64-2024年11月号-


今月のアート


活動報告

びわ湖のほとりで生きるを語る(2024.9.22)
びわ湖のほとりで生きるを語る(2024.9.22)
びわ湖のほとりで生きるを語る(2024.9.22)
映画「杳かなる」上映会(長野県松本市 2024.9.30)
上映会の様子
映画「杳かなる」上映会(長野県松本市 2024.9.30)
トークライブの様子


今月のPick up

★団体会員さま紹介 Part2★

境を越えてには、個人の会員さんだけでなく、団体として応援してくださる方々もたくさんいらっしゃいます!
そんな団体会員さんを、不定期にてご紹介してまいります。

合同会社ことのは

合同会社ことのは《訪問看護う・た・し》は茨城県つくば市の住宅街の中にある小さな訪問看護です。ALS患者家族が立ち上げた会社を母体として2015年に設立されました。

名前の由来は【う】れしい【た】のしい【し】あわせの頭文字をとっています。ご利用者さま、ご家族様がそのようになれるよう、スタッフ自身もそのような気持ちで働けることを目指しています。
私たちのサービス提供範囲は広く、近いところでは100m先のご自宅、遠いところでは片道約40kmまで車を運転し、ご利用者さま・ご家族様が尊厳のある療養生活を送ることが出来るよう、訪問しています。
スタッフたちは顔を合わせる時間が少ない分、集まった時は最近の悩み・出来事など話したいことが多く、とても賑やかになります。いつも時間が足りず困っています(笑)
口文字・文字盤の練習もしていますよ。
う・た・しは豊かな個性の集まりなので、意見がぶつかり合うこともありますが、言いたいことを言える素敵な仲間です。
お近くに来られたら、《訪問看護う・た・し》にぜひお立ち寄りください!

問い合わせ先: ☎029-828-4406
       ✉info@koto-ha.com
ホームページ:https://koto-ha.com/
 管理者 高津恵美 

合同会社マリア・カサブランカ

マリア・カサブランカは、2013年に茨城県つくば市で設立された訪問介護事業所です。ALS患者の家族が立ち上げたもので、今年で12年目を迎えます。母がALSとなり、人工呼吸器をつけて2年ほど経った頃、父が「この現状を変えたい」「同じ病気の方やその家族に同じ苦労はさせたくない」という思いから一念発起し、私もその思いに共感してついていきました。
設立当初の思いは、事業所のロゴにも込められています。私の中で「窓を開ける」というイメージが明確にありました。また、利用者様への礼儀としてちゃんと素敵なものにしたいと強く思ったので、プロのデザイナーである友人にお願いして仕上げてもらいました。
「窓を開ける」イメージが何を表しているのかというと、ヘルパーさんが「心を明るくしてくれる存在」ということと「社会と繋げてくれる存在」ということを表しています。閉ざされた家の中での終わりの見えない家族介護の日々は暗闇にいるようです。そんな中にヘルパーさんは、外の世界から入ってきます。そしてカーテンを開けて部屋に光を入れます。自然と心を明るくし、窓を開けて外の世界に繋げてくれます。現実的な意味と比喩的な意味が込められています。「『元気』は人と人との間にある」と聞いたことがあります。「人は一人では『元気」になれない」のだそうです。そんなことを考えながら、ヘルパーさんにはそんな存在であってほしいと願って、「開いた窓」をモチーフにしたというわけです。
今でも自慢のロゴです。今では、介助者側ばかりが与える存在ではなく、当事者の方自身が周囲を支えたり、勇気づけたりする存在でもあるということを、介助者としての経験や、境を越えての活動等を通して学びました。「境を越えて」と同じ思いで、当事者と介助者のために、境を越えて「窓」を開いて繋いでいける存在でありたいと思います。

合同会社わくわくの実

合同会社わくわくの実は、合同会社マリア・カサブランカと合同会社ことのはの親会社です。それぞれの子会社が訪問介護や訪問看護に専念できるよう、事業のサポートと最適化に取り組んでいます。「境を越えて」の活動を応援しています!


漫画 ジョニーの話

前回の話はこちらからご覧ください!

実話でした・・・!?

お問い合わせ

NPO法人境を越えて

https://sakaiwokoete.jp/

境を越えては、身体がどんなに不自由でも、その人らしく地域で暮らせるしくみ作りを目指す、障がい当事者と介助者が中心となって活動するNPO法人です。
知ってもらう育てる繋がるという3つの柱を軸に、8つのメインプロジェクトを行っています。
パートナー会員&サポーター会員は、月100円から応援することができます。各SNSも運営しているので、私たちの活動を見る・シェアするだけでも応援になります。
ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

ぜひ応援をよろしくお願いいたします!


* 今月のアート *
絵・ 岩崎健一 ( いわさき・けんいち )  詩・岩崎航 ( いわさき・わたる )
筋ジストロフィーで人工呼吸器 / 胃ろうを装着。
兄はパソコンを独学し画家として、弟は詩人として活躍している。
作品展、出版物など多数。
ジョナ☆シェン(漫画家)
京都精華大学マンガ学部卒業。2016年週刊少年サンデー新世代サンデー賞奨励賞受賞。ギャグ漫画描き。2018年3月~2019年7月、Webマガジン「ウブマグ」にて『ジョナのオムニバスショートギャグ漫画』『ジョニーの燃えよ裁判』を連載。また、京都の老舗クラブハウス、京都CLUB METROを中心に多数のイベントで定期的にライブペインター、VJとしても活動し、自身主催のアーティスティッククラブイベント「CANVAS」も運営。
X:@ricezhao1993
Instagram:@jonah_ricezhao