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情熱的に求め続ける

The Book of Life
4/27のテーマは
A Passionate Mind Is Inquiring

 J.クリシュナムルティの言葉を、1日1ページ 、365日分に編集された本
 「The Book of Life」を 一日分ずつやさしく翻訳し、
 気功的な補足や解説を添えています。

 和訳&補足解説 天野泰司


和訳

情熱がなくてはならないことは明白で、
問題は、どうやってその情熱を甦らせるかです。

みなさん、誤解しないでください。
私が言っている情熱とは、あらゆる意味での情熱であり、
単なる性的な欲情ではありません。

それは取るに足らないことですが、
みんな、それで満足してしまっています。
それ以外の情熱が、ことごとく破壊されているからです。
オフィスで、工場で、いつもの仕事をこなし、決まったことを繰り返し、
技術を学習しているので、ひとかけらの情熱も残っていません。
緊張と弛緩が交錯する、創造的な感覚が失われているのです。

だから、私たちにとってセックスが重要になってしまい、
そのちっぽけな情熱に溺れ、
純潔であろうとする狭量な心にとっての大問題となるか、
あるいは単に習慣となって、その情熱さえも死んでしまう。

私が言う情熱は、すべてのことに対する情熱です。
情熱的な人、情熱をはっきり感じられる人とは、
首相の仕事であっても、コックであっても、あるいは
自分のやりたいことをしている場合でも、
単にそれぞれの小さな仕事を片付けるだけで満足する人ではありません。

情熱的な心は、常に新しい答えを求めて、全てを感じ取ろうとし、
見ようとし、尋ねようとして欲求が次々に生まれてきます。
ただ単に、不満を埋められそうな何かが見つかったら
安心して眠りにつくような心ではありません。

情熱的な心は、どのような慣習も受け入れず、未知の世界を手探りし、
探索し続け、既存のものを突破し続けていきます。
すでに決まっている心などではなく、到達した境地などでもない、
今もずっと、刻々と目覚めつつある若々しい心のことなのです。

J.クリシュナムルティ  訳・天野泰司


自然を学ぶということ

ありのままの自然界は、日々刻々と変化し続けていて
しーんとしているように見えても、
じっと一つの状態に留まっていることはない。

同様に、私たちの体も、
じっとしているように見えても、
内部の変化は多様で、休むことなく働き続けている。

この、外界の自然と、内面の自然の変化の
響き合いを感じながら動くのが、気功。
自然には無限の変化があり、
何一つとして同じものは存在しないからこそ、
学びが尽きることがない。

NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司

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