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思考によらない満足

NPO法人 気功協会

The Book of Life
8/29のテーマは
A Contentment Not of the Mind
 J.クリシュナムルティの言葉を、
 一日一ページ 、365日分に編集された本
 「The Book of Life」を 一日分ずつやさしく翻訳し、
 気功的な補足や解説を添えています。

 和訳&補足解説 天野泰司


和訳

「不満」は、必要不可欠ではないですか。
よくないものとして押し隠すのではなく、
むしろ積極的に認められ、よく調べられて、
精査されることで「あるがままの自然」ということがわかり、
真の満足が訪れるのではありませんか。

その満足は、思考の働きによってもたらされたものではなく、
「あるがままの自然」がわかった時に訪れる満足です。

その「満足」は、思考の産物ではありません。
思考をもたらす心は、かき乱され、動揺していて、不完全です。
平安を求めて、あるがままの現実から逃れようとします。
これこれは正しいと正当化し、
あれとこれを比較し、こうなんだと判断する、
そうした思考を通じて、
あるがままの事実を、他の何かに置き換えようとするのです。
心の揺れが鎮まった状態を望み、平穏な状態へ、
心の静寂がある状態へと、至ろうとするのです。

社会状況、貧困や飢餓、零落によって、
あるいはぞっとするような苦難によって心が乱された時、
心はそれら全てを見て、変えたいと思い
その心の挙動に飲み込まれていくのです。

しかし、もし心が、
あるがままの現実を見ることができるのなら。
なんの比較もなく、なんの判断もなく、
他の何かに変えようとすることもなく、
そのままに見るのなら、
ある種の充足感、心が作り出すのではない満足が訪れるでしょう。

心が作り上げた満足は、逃避です。
何も生み出さない、死んでいる満足です。
ところが、思考にはよらない満足があります。
「あるがままの自然」ということがわかると、その満足が訪れます。
すると、深遠なる革命がおこり、
社会にも、人と人との関係にも影響を与えていくのです。

J.クリシュナムルティ  訳・天野泰司


体の満足

NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司

私たちの中には、自然な欲求と不自然な欲求があります。

お腹が空いて、何かを食べたいと思う。
そうした食欲の中にも、自然な食欲と不自然な食欲があります。

体が今、これを食べたいと感じて生じてきたものが、自然な食欲。

時間だからとか、これこれの栄養が必要だとか、
この店の評判がいいらしいとか、綺麗で美味しそうとか、
そうした理由によって生じる食欲は
ある意味、観念によって作られた不自然な食欲だとも言えます。

自然な食欲にそって
体が必要としている時に、体が欲するものを
ちょうど必要な量だけ食べるようにすると、
なんとも言えない、体の充足感を感じるものです。

仮に、ありとあらゆる贅を尽くした高級料理を食べたとしても、
観念的に食べているのであれば、
「高価なものを食べた」という観念的な満足や、
舌先の味覚的な満足はあったとしても
体が内側から満ちてくるような、
全面的な満足が得られることはないでしょう。


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