見出し画像

語彙数獲得プログラム「独り言」

「思考重視の教育改革に向けて」

教育の定年齢化の動きは世界的に広がりを見せている。その最も基本となるのが思考力・想像力・表現力・判断力・集中力という学習能力の基礎を支える言語学習に他ならない。その為には、言語習得をする時期である幼児期に基礎学習は集中してくる。既に、小学1年生の段階で、語彙数獲得の差が学力に比例するデータがある。また、コミュニケーションを苦手とする若者達の言語能力について不安視する声もある。何度か問題視しているが、通信や教育の電子化は、反面、人間性の欠如に通じる危険性もある。電子機器(スマホを代表とする)との対面は問題ないが、人と直接話しをする事を苦手とする傾向が、近い将来の社会不安を物語っている。スマホの画面を見ることはできても、人の目を見ることができない人になるのは甚だ問題だろう。

教育の原点は「胎教」からと考えている。これは、胎児の教育と捉えがちだが、それは大きな間違いだ。人は、生まれてからの環境が大切で、環境の違いが脳力差に表れると言って良い。しかし、人間関係が希薄になってきた現代社会では、胎児の時から親子のコミュニケーションを結ぶ環境が必要になっている。命の尊厳、育てると言うこと、改めてそのスタートから考える教育が必要なのだと思う。また、幼児教育の核となる言語指導は、学習の低年齢化に伴い新たな目標が必要になってきた。子ども達の言語的成長発達に感覚運動的指導も必要になる。また、英語指導を前提とすると、外国語効果・二語言語使用問題から、日本人に向く、特に幼児対象の外国語指導も見直されてくる。

幼児の言語指導は、母国語の習得に他ならない。以前から、幼児の言語指導をしてきた実績のある方々が取り入れている「音節指導」が幼児の感覚運動と結びつき、より効果が上がることが解ってきた。手遊び感覚・音と手の一対一対応、子ども達は嬉しいとき自然と手を叩く、そんな感情と感覚を合わせた指導だ。音節指導は、誤った発音を防ぐ効果がある。また、同時に五十音指導の際に、母音の学習・段や行の学習に関係する内容を含んでいる優れものだ。幼児教室を選ぶ際は、こうした細かな指導面も考慮されると良いだろう。

このような基礎指導と共に、語彙獲得の為のプログラムを新たに開発している。積極的な語彙獲得プログラムだ。語彙数が子ども達の学力差に直結していることは明白だ。それならば、語彙の獲得を子ども達や家庭だけに委ねるのではなく、もっと積極的に関わろうと考えたのだ。その為、開発中のプログラムを、来年1月より自教室の内部生を通し試験的に行い、本格的実施に向けた指導プログラムにしていくことになる。

語彙獲得プログラムには様々な学習法が網羅されている。見る・聞く・読む・話す・作るの5大要素を入れた内容を具体的に進めていく。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、固有感覚、前庭感覚の感覚教育もこの指導の骨格となる。こうして幼児教育も、変化しなければならない。何故ならば、飽くなき利便性の追求により、人々の人間としての機能低下が始まっているからだ。それは、脳力・学力に影響を与える脳に大きなダメージを与えているように思う。社会を冷静に見て判断すると、子ども達の未来に危機感を感じざるを得ない。

◆ブログアクセス15万件突破を記念して、教材の特別販売を致します。特に、語彙数を増やす為の一環としてセット教材としました。限定数となりますが、これを機会にお求め下さい。3日以内に告知致します。もう暫くお待ち下さい。勿論、どなたでもご購入できます。

2013/12/19


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
内容は公式HPへ

相談やお問い合わせ、無料体験教室の申し込みなど最新情報も受け取れる公式LINEアカウントも開設致しました!
ぜひお友だち登録して下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?