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15秒で完結する指導

「再考:フラッシュカード」集中力・記憶力・見る教育・聞く教育

今月初め、新潟長岡にある保育園へ、先生方の指導で尋ねたことは既にご報告しました。これからの幼稚園、保育園では、言語と数の指導が基本となる幼児教育の導入が検討されています。教育の低年齢化は、幼児の成長発達を語る場合に、多くの方々が参考にされる「スキャモンの発達・成長曲線」があります。脳の成長、神経の発達は、生後、両親や兄弟から数多くの知的刺激(聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚・固有感覚・前庭感覚から)を受け成長、発達していきます。

脳神経の成長発達は、情報網の発達、つまり脳内の配線付けと言われるほど重要です。脳の配線付けは、3歳でおよそ60%、6歳で80%、そして20歳までに100%へと成長していきます。

幼児期の圧倒的な伸びは、教育界に於いて、幼児教育を必然としました。しかし、この時期の教育的指導法が不十分であったため、多くは民間の幼児教育が盛んになり、公的な指導は実質的におざなりな内容で在ったと思います。

では、幼児教育を行う際、最も指導の難しいとされる原因は何でしょうか。このことは、義務教育の開始年齢と関係があるかも知れません。先生方が教科的指導をされる場合、子ども達に必要最低限望まれる能力は何でしょうか。それは、言語力です。対象となる子ども達にことばが通じることです。そうでなければ授業が成立しないからです。幼児には理論や理屈が詰まった一般授業のような説明は理解できず、その指導では通用しません。ここで、改めて読み聞かせと、フラッシュカードによる言語刺激がクローズアップされてきました。

絵本等の読み聞かせは、母親の声のように、優しく慈愛に満ちた声で伝えます。ことばがけの中でも、淀みなく伝える事が出来るからです。動物の登場や、家族、友達、生活、社会と、読み聞かせの中でことばと絵を通して、それも繰り返し伝えてあげることが出来ます。更に、教育的指導としては最も短時間で、それも、定着を考えれば繰り返し行うことが簡単にできる指導があります。それが15秒で完結出来るフラッシュカードです。この指導は、幼ければ幼いほど抵抗なく学ぶ事が出来ます。声を出すことから、年齢が上がると様々な理由で声を出したがらない生徒が増えてくるからです。では、何故15秒なのかという点です。これは、石川教育研究所がフラッシュカード研修指導の際伝えてきた、人の集中時間と深く関係するからです。人は意外にも集中できる時間は少なく、およそ15秒だと言われています。この話は以前にもお伝えしているのでお解りの方も多いと思います。

0歳から指導できるフラッシュカードですが、誤解もあるので少し解説しておきます。速さだけを競うカード指導や、見せるだけの指導は意味がありません。石川メソッドではそのような指導はしません。ことばを覚える年齢の乳幼児と、覚えはじめの幼児、覚えた幼児それぞれに指導が異なります。高速で行うカード指導は、年齢の高い子どもであり、語彙数のある程度獲得した生徒になります。このカード指導は、リズム・テンポ・スピード・発声・発音・声量を基本に行われます。そして、指導、刺激として何を選択するかが重要です。時に無機質な指導になりやすいフラッシュカードは、指導者がしっかりとした基礎を身につけていないと難しい指導です。しかし、この指導を通して、間違いなく集中力・記憶力、聞く力、見る力、そして言語力が高まることは確かです。(詳しくはいずれ)

2014/7/20


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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