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身体拡張装置・その5

さらに、自分にとっては一番大切とも言える身体の機能拡張装置。音楽を身体に注入し続けてくれるイヤフォン。これはなかなかこれっていうものが見つからなかった。ヘッドフォンもいいのだけれど、寒い季節は耳あても兼ねるので塩梅もいいかもしれないけれど、夏は遠慮したい。体感温度を助長するだけ。耳周りをすっとしたい。だからイヤフォンの選択になるのです。でもさ、i-phoneにくっついてる白いイヤフォンはたくさん持っているけれど、一度他のものを知ってしまうと、あの白は音楽を聴くツールの選択の一つとして目に入らなくなる。それで他の探すわけ。音さえ良ければ金額に糸目をつけない。それほど音に執念持ってるわけでもないし、愛してるわけでもない。自分の生活レベルの金額で色々と試してみた。イヤーパッドがすぐに落ちる。なくす。コードが絡まる。使用1年未満でほぼ断線する。そろそろ、ワイヤレスにしようかとも思ったけれど、まだまだ自分に見合ったお手頃価格というものがなかった。ワイヤレスでなくて、そこそこちゃんと音が聴けて、丈夫そうなもの。丈夫というより、断線したらコードだけを買い換えることができるものならいいわけで。そういうイヤフォンを探していて見つけたのが、SHURE のイヤフォン。これも機能重視を第一にして出会ったはずなのだけど。購入する決め手はやはり見た目。ブルーのスケルトン。自分の好みのど真ん中だった。それからもう一年以上過ぎているけれど、断線もないし、音も満足している。滅多にないことだけれど、これはいい買い物をいたなと思わさせるものだと未だに思っている。毎日使うことが嬉しいし、このイヤフォンから耳に届く音楽が通勤の時間を豊かにしてくれる。
音楽を耳に届けてくれる機能拡張装置。冬はbeatsのヘッドフォンを使っている。そして部屋ではiMacにBOSEのスピーカー。この三つが大事な音楽吸収装置。その母体になっているのはiTunes。そこに音楽を供給するのがApple Music。数年前からCDから音楽を聴くということがなくなった。音楽というメディアに手触り感みたいなリアルな価値観とかなくなってしまったのはさみしいこと。でも、やっぱり無尽蔵に埋もれている音楽をどんどん聴いていけるサブスクサービスの魅力には抗えない。お財布に相談しながら迷いに迷って手に入れたCDを初めて聴く心の高まりみたいなものにはもう出会えないかもしれない。けれど、今まで聴くこともなかった音楽に出会える機会は圧倒的に増えたわけです。そっちの方が自分にはありがたい。音楽を提供してくれる人々にこういう今のシステムは良好に分け前を還元してくれているのか?。そこまで自分が感知することはできないけど。音楽が生み出される現場がうまいこと動いて。いろんな音楽を作り出していってほしいし、そういうたくさんの音楽と出会いたいとは強く思っている。音楽をさらに魅力に満ちたものにして世界を満たしてほしい。

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