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できてない前提で受け止める

例えば何かを学んでいて、どうも成長できていないなぁとか結果に繋がらないなぁと思う時、自分で思っている以上に自我が強くなりすぎていて、素直に学んだことを受け止めきれていないことがあります。

僕はコンサルタント業をしたりオンラインサロンを運営したりする中で「教える」側の立場に立つことが多いのですが、「自分は素直だ」と思い込んでいる人ほど、お伝えしたことを素直に聞き入れてくれない傾向にあるなと感じます。

自分のことを素直だと思い込んでいる人は、「自分が素直ではないかもしれない」という仮説すら立てられなくなるものですし、そこで自分を疑えなくなってしまうものです。

だから、僕は「基本的に自分は何もできていない」という前提で毎日を生きるようにしています。(もちろん、そういう設定で生きるってことなので、それで自己肯定感が下がるとかはありません)

サッカーファンなら知らない人はいない、日本サッカー界のレジェンドの中村憲剛選手でさえも監督から「お前全然ボール止まらないじゃん!(トラップのこと)」と言われて、頭に衝撃が走ったとYouTubeにて語っています。しかもルーキー時代とかじゃなく、日本代表に定着してから数年が経ち、ワールドカップにも出場した後の32歳とかの話ですから…!

ただ、そこから改めて基礎技術を鍛え直したという中村憲剛選手は史上最年長となる36歳でのJリーグMVP受賞。その翌年には念願のリーグタイトルを獲得するなど、同世代の選手たちと比べても驚くほど息の長い選手となったわけです。

やっぱり、何かを新しく学ぶときは意図的に自分を真っ白な状態にすることが大事で、そこに余計なプライドがあっても邪魔になるだけです。

自分は既にできている。

その思いがちょっとでもあると、その瞬間に成長は止まってしまいますし、自分をアップデートさせる貴重な機会も失われてしまいます。

もちろん自分に自信を持つことは大事ですし、自分を好きでいられることも大事です。

ただ、その思いが捻じ曲がってしまうと、過信になり慢心になり、新しいことを学ぶ上での謙虚さが損なわれてしまうものです。

自信は大事だけど、あくまで「成長した未来の自分」を信じてあげる。過去の成功体験は大事だけど、それはそれとして新しいことを学ぶ時には切り離して考える。

何事もできていない前提で捉えると、新しい気づきに触れる機会を増やすこともできますし、成長することへの楽しさも増していくのでオススメです!

では今回はこの辺りで!


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