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目先の利益よりも「自分なりの美学」を。

もう今年で副業時代を含めると、ひとりでビジネスを始めてから7年目に突入する。

起業したばかりの時は手元のキャッシュが20万円くらいしかなかったので、とにかく小資本で始められて、利益率が大きく、そして売上を伸ばしやすい分野に集中して戦ってきた。

となると必然的にPC1台で実践できるビジネスに注力せざるを得なかったし、ブログや情報販売やオンラインサロン運営など、マネタイズの難易度が低いものは一通りチャレンジしてきた。

ただ「これをやれば稼げるよ!」というものなら、何でもかんでも見境なしにやってきたかと言われると、必ずしもそんなことはない。

「こうした方がお金を稼げる」とわかっていたものでも、なんとなく自分的に気持ち悪さがあったり、カッコよくないなと思えてしまったり、うまく言語化できない違和感を覚えた場合は、自分の直感の方を優先してきた。

人によっては、それを「甘い」と捉えるのかもしれないが、別にそれはそれでいいんじゃないかと思う。

結局のところ、ビジネスもお金を稼ぐことも働くことも、人生をよりよくするための手段でしかなく、人生を自分らしく楽しむことに勝る上位概念など存在しないのだ。

もちろん「直感」の取り扱い方には注意が必要だ。

直感とはすなわち、今までの人生の集大成のようなものであり、それまでに得た知見や情報、あるいはそこに紐付くセンスや感性のような類のものから導き出される、無意識の自分がくだす決定と言えるだろう。

つまり、今までの人生に良いイメージが持てていない場合、その状態での直感に頼るのは極めて危険とも言える。

ただ、どうだろう。

それでも誰もが自分なりの美学だったり哲学を持っているわけで、それに反する行動をしても、楽しくないし本気になれない。そして何より「嘘」は感度のいい人にはすぐにバレる。

これだけネットやソーシャルメディアが人々の生活そのものになり、誰もが気軽に様々な考えに触れられるようになった今、本当に価値のあるものは「極めて個人的でリアルなもの」になっているとも言えるだろう。

そんな中で、自分にとって違和感のあることばかりやっていては、短期的に結果が出たとしても、長期的な信頼獲得には繋がらないし、何より自分が持たなくなってしまう。

目先の利益よりも自分なりの美学を大事にする。そうすれば自ずと、個性だったり自分だけの魅力と呼べるようなものが浮かび上がってくるはずだ。

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