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夜ご飯はチョコクッキー

たくさんの子ども達とのここでの暮らし。

アリフ(パパ)はもちろん、ベビーシッターさんと協力しながら、毎日ご近所さん総動員で、キッズみんなをお風呂に入れてくれ、食事させてくれる。
とにかく支えられ助けられまくってる私。

たっぷりの愛と感謝を巡らせる「お互い様」や「Pay it forward」な生活に感謝しかない。

Nidoキッズの中でも1番チビッコのレン(息子)は、私の仕事が始まると分かると、ママと離れたくなくて毎日ギャン泣きする。

でも、お兄ちゃんお姉ちゃんが「レン、こっちだよー」と上手に引き寄せてくれ、みんながレンの手をつないで抱っこしてくれる。
近所のおじちゃんおばちゃんがそれをあたたかく見守ってくれる。

気付いたら八百屋のおじさんの移動車に乗せてもらい、1時間以上おじさんと一緒に配達に行ってたり。建築現場の中に混ぜてもらって、泥だらけで帰ってきたりする。

ワンオペではなく、周りに頼れる人達がたくさんいるお陰で維持できている、ありがたすぎる私の暮らし。

ま、「レンお腹空いてたみたいだからご飯あげといたよー」と言われ、確認してみると、あげたのはご飯ではなく、チョコレートクッキー1袋(ファミリーパック)だったりするんだけど。

-----さて。
本日バリ島は、バリヒンドゥー教のお正月「ニュピ」。

外国人旅行者も含め、バリ島内にいるすべての人が「静かに新年を迎える日」。電気、ガス、火の使用は制限。外出も仕事も禁止。レストランやお店は全面休業。飛行機の離発着もなし。という24時間!

いつもバイクの音がものすごいバリ島だけど、今日ばかりは静まり返り、風や鳥の鳴き声など、自然音だけが聞こえてくる静寂な日。

……コロナでバリ島の空港が閉鎖されるとなった2020年のニュピから、あっという間に4年の年月がたったことに気付き、ひたすら胸がいっぱいになっている私。

「ここでのみんなとの暮らしも、ご近所さんとのつながりも、この大家族みたいなコミュニティも、全部コロナのお陰だよね。コロナがなかったら、私たちきっと全然違う人生歩んでたよねぇ」と、アリフと朝からしみじみ。

しみじみする私達を感じでか、Nisaは「毎日ご飯が食べれるとか、明日も学校に行けるとか、急に怒鳴られることを気にしなくていいとか、そういうのNidoに来るまで知らなかった」なーんて話してくれた。

----信頼ベース&性善説だけじゃうまくいかないことはある。まだまだ課題は山積みな暮らしだし、残念ながら騙されたり裏切られたりも、よく起こってしまう日々。

なんだけど、まぁどの世界にいても誰といても、ups and downsはあるものだ。踏んだり蹴ったりな出来事は、人生のスパイスみたいなもんだよね。

みんなで何でも笑い飛ばしてしまおう。
そうしよう。

さ、今年はプラネタリウム並の星が見えるかな。

今宵はみんなで飲みながら語らうのが、今からめちゃくちゃ楽しみです。

(2022年のニュピ星空)

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