雨上がりのダンス

雨上がりのダンス

眠りから覚めた

窓ガラスに散らばる子守唄

庭のバラが咲いたよ

赤に白にオレンジ

薄紅色も可愛い

柔らかい花びら

なんとなく寄り添って

返事のない会話

壁の向こう見つめて

未来を見てる

雨上がりのダンス

空を見上げれば

つらりつらり落ちる

名残雨

ステップ踏んで　らららら

水浸しのアスファルト

少しくらい濡れても

踊るよ　うちへ帰ろ

梅雨明けましたね（詩の解説のような詩）

明けましたね梅雨

今年の梅雨は長いですねと

何度会話したことか

明けましたね梅雨

もうすぐ立秋

セミが鳴いたと思ったら

もうスズムシが鳴きそうだ

明けましたね梅雨

暑い日差しが

肌をジリジリ焦がすから

おもわず梅雨中の曇り空を懐かしむよ

明けましたね梅雨

どこにもいけない夏休みが短くなるように

季節が気を利かせてくれたのかもしれない

明けましたね梅雨

詩は自由だ

つらつら続けることも

だらだら長引かせるのも

自由だ

明けましたね梅雨

初めましてと覗く顔

いやいやよく知った顔でしょ

明日はまんまるふくらんだ

懐かしい月が姿を見せる

明けましたね梅雨

短い夏の幕開け