今年はじめてやってみたことが、自分の世界を広げてくれた話。Podcastの配信をはじめて
思い返すと、今年は「はじめてやったこと」が、たくさんあった1年だった。
いくつになっても意外とやったことがないことというのが、身近にある。釣りをしたり、銭湯に行ったり、浜辺で花火をしたり。配信イベントのモデレーターをしたのも人生初だった。
そういう、今年はじめてやったことのうちの1つに「Podcastを聞く」がある。
今年の2月、はじめてPodcastを聞いた。
聞いた番組は、ドングリFM。
はじめて音声コンテンツに触れる
ラジオといえば、お店や車やスキー場で、どこかの誰かがかけたものが偶然耳に入ることがあるくらい。自分から聞いたことがなかった。もちろんPodcastのことも知らなかった。
去年「ドングリFMのパーソナリティが入社したぞ!」とnote社内がもりあがっているときも、何のことだかわからずにいた。
だれかの雑談を聞くって、どういうたのしみなんだろう?と、ふしぎだった。いつか聞いてみようかなぁと思いつつ、なんとなく先送りにしていた。
そんなある日、新幹線での移動中。ふとSpotifyでPodcastが聞けることを思い出した。音楽を止めて「ドングリ」と検索してみる。すごい数のエピソードが出てきた。どれを聞けばいいのか分からず、最新回を再生してみた。
たしか、この回だったとおもう。
本当におもいっきり雑談していて、おどろいた。「記者も感心はいらないだろ」と新聞記事につっこむくだりで、めちゃくちゃ笑ってしまった記憶がある。
ひとの雑談を聞くのがたのしいってどういうことなんだろう?という疑問は、聞いてすぐに解消した。
中身があんまりないのがよかった。難しい話はたまにがいい。お笑いコンテンツほど集中して聞かなくても、気楽に笑えるのもちょうどいい。テンションは高くないけど、テンポのはやい会話や、落ち着いた声質も心地よかった。
しかもちょうどその頃、禁酒をしたら夜まったく眠れなくなって困っていた。お酒を飲まなくても、AirPodsをつけてドングリFMを聞きながら布団に入ると不思議と眠れる。声のトーンが一定だからなんだろうか?
ほかにもそういうひといるよね?とおもったら、やっぱりいた!なんだかうれしい。
自分でもPodcastを配信することに
新幹線の中で、はじめてドングリFMをきいたのが今年の2月中旬。
3月になってすぐ、ドングリFMファンで同僚のあいちゃんから「一緒にPodcast配信しよう」とお誘いの連絡がきた。夜中に。
まだ、Podcast歴、ドングリFMを2エピソード再生したくらいのわたしなんですけれども…
でも、よくわからなくても、たのしそうなほうに流されるのは得意だ。自分でやろうと思わないことほど、ノリで誰かに乗っかってやってみたほうが、おもしろい。「いいよー!」とすぐに返信した。
Podcastをまったく聞いたことがなければ、さすがにやろうとおもえなかったとおもう。ドングリを聞いていてよかった!
配信をはじめるまでの経緯は、あいちゃんがめちゃくちゃ詳細に書いてくれた。思い出をつづってくれてありがとう‥
ドングリFMのファンコミュニティにも入ってみた
2月中旬にはじめてドングリFMをきいて、3月頭に自分もPodcastをやることが決まり、4月からでこぽんFMという、ふわふわ〜っとした雑談の配信をはじめた。
配信することに慣れた頃、コミュニティ運営について勉強したいとおもいたち、ドングリFMのファンコミュニティ「裏ドングリ」にも入ってみた。
こっそり見る専で学ぼうとおもっていたら、「いるぞ!」と指摘されて、バレてしまった。それならと、おもいきって裏ドングリのSlackで自己紹介してみるとーー。(自己紹介ってちょっと勇気がいる)
でこぽんFM全部聞いてます!
でこぽん聞いてあれ買いました
声がすきです
推してます
こんな、めちゃくちゃうれしいメッセージを、たくさんもらえた!
でこぽんFMが「裏ドングリ仲間のPodcastだから」と、みなさんが聞いてくれたからだった。ものすごく、ものすごくうれしい体験だった!
誰かに聞いてほしくてはじめたわけではなかったはずなのに、誰かが聞いてくれることが、こんなにもうれしいなんて…
同じものがすきなひとたちが集まる場所のあたたかみって、こんなにすてきなんだなとおもった。
少しだけ話がずれてしまうけど、裏ドングリには941さんというすごいコミュニティマネージャーがいる。941さんの空気をSlackで感じられるだけでも、裏ドングリには入る価値があるとおもった。存在が尊く、学びが深い。
「ドングリファンだけど、裏ドングリへの加盟(?)は迷っている」というひとが、友だちにもいたけれど、迷わず入るのがいいとおもう!
ドングリFMがくれたもの
気がつくと、ドングリFMは、わたしの日常にさまざまな変化をもたらしてくれた。
Podcastなどの音声コンテンツのおもしろさを知った
お酒を飲まない日も眠れるようになった
Podcast配信という、あたらしい趣味ができた
すきなものでつながるコミュニティのよさを知った
自分の声がいやじゃなくなった
どんなに小さなことでも、はじめてのことをやってみると、自分の世界が広がることがある。
大きな変化ではないかもしれないけれど、こうやって少しだけあたらしい自分になっていけるのって、ものすごくおもしろい。
もうすぐ今年が終わる。
来年も、小さくてもたくさんの「はじめてやってみた」を積み重ねて、また少しだけちがう自分になれたらいい。
それでもきっと、来年も今年とおなじように、眠れない夜にはドングリFMを聞くとおもう。
ちなみにドングリFMには、入眠用に羊を数えるエピソード(571 眠れない夜に聴くポッドキャスト)もあるけれど、これはぜんっぜん眠れないので、おすすめしません。