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生き方を学ぶ(2024/06/26)

一昨日、田んぼの管理を一緒にやらせてもらっている方からメッセージが来た。
「29日の田んぼの作業はありません」

はて。
なんのことでしょう。

田んぼ作業の年間予定はもらっていて、29日は元々予定はなかったな〜と思いつつ、しばらく田んぼに行けていなかったので顔を出さない間に予定が変わって、またそれがさらに予定変更したんだな〜と思った。

いただいたメッセージで恐縮だけど、次の作業予定日までの間に平日でお手伝いできることはないかと聞いてみた。

「明日、田んぼの畑やるけどくる???」と言っていただけた。
「行きます!行きます!!!」と絵に描いたような二つ返事で畑の作業に志願した。

当日(昨日)
「急にメッセージしちゃってごめんね。○○さんから電話番号聞いたの」と。
うん、そうだよね、電話番号お伝えしていませんでした。
まぁいいけど、勝手に教えちゃうのはちょっとアレだよね。まあ、いいけど。

「29日作業なしになったのをなつきさん達にも連絡しないとねってみんなでそういう話になってね」って。

・・・・え、嬉しい。

伝わるかな。私、この時すごく嬉しくなったんです。
自分がいない場で、自分のようなペーペーにも連絡しないとねと気遣ってもらえたことがとても嬉しかった。

ある人には「人参たくさんあるんだよ。明日、いらない?」と聞かれた。
明日(つまり今日)は仕事だったので丁重にお断りした。
「いいんだ いいんだ仕事優先だよ!」と言ってくれた。
この方は会うたびに「○○(野菜)いる?たくさんあるんだよ」と言う。
農家さんではなく趣味で畑をやっている方で、周囲からも畑の先生と呼ばれている。自分で食べるのは少しでほとんど配っているという。
ご高齢の方に使う言葉ではないかもしれないが、屈託のない笑顔でいつも接してくれる。

田んぼの会に参加して、里山を守る大切さやお米を食べることへの感謝の気持ち、畑のこといろんなことを学ばせてもらっているけど、一番学んでいることは人間性なのかもしれない。

「老害」という言葉をよく耳にするようになり、老いていくことに不安を覚えたり、高齢者を敬う気持ちが薄れつつあったりする現代で
私は人生の先輩から人として大切なものを教えてもらっている気がする。

心が暖かくなるようなことをスルッと言える。
些細なことでも相手を褒め称えること言葉をサッと伝えられる。
何より「許す」ことを知っている。

夫が最近何かで見たという言葉を頻繁に口にしている。

許そうよ あなたもたくさん許された


人生の先輩に生き方を教えてもらいながら、この言葉を胸に
今日も明日も生きていこうと思う。





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