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ポートフォリオのようなもの #3

前回はこちら

卒業制作(高3)
企画を考えて、その企画を宣伝するためのポスター(B1サイズ)を制作。

ポスターがこちら。

ひ、ひどい出来だ

うわー…
なんかもう、うわー…って感じだ。

なんだこれ。
いろいろ、ツッコミどころが満載。

もっとちゃんとやろうよ。

塗りかけの場所もあるし。

なんだこのレイアウトは。
せめて、平行垂直だけでもしっかり取ろうぜ。

レイアウトもわけわからない。
なんで、東京都美術館なんだろう…適当に考えたんだろうな。

当時、受験真っ只中だったので、製作中の記憶があんまり無い。

でも、かなっくホールで行われた卒展で、1年の時にデザインの実技授業を指導をしていた先生がちょうど観に来て下さって、「えー!これ中嶋が作ったの?すごいじゃん!」と満面の笑みで言って下さったこと。

顔も知らない後輩の男の子が、わざわざ私のところまで来て、「先輩の作品、好きです」と言ってくれたことはとてもよく覚えている。

すごく、嬉しかった。


そういえば当時、すごく日本画や水墨画に惹かれていて、特に琳派が好きだった。

以前、「大学の学校説明会でグラフィックデザインを学びたくなった」と書いたが、そのときまでは日本画学科に行きたかった。

小学生のころから習字を習っていたので水墨画を目にする機会も多かったし、何より顔料にとても興味があった。
それに絵画修復士の仕事にも憧れていた。(確か、絵画修復の勉強をできるのが日本画学科の院からだったはず)

いまもその気持ちはある。
もう一度、美大に行く機会があるのなら、今度は日本画を学びたい。

なんで日本画学科に進学しなかったのか、という理由はたくさんあった。

画材として使用する顔料がものすごく高価だということや、絵画修復士の求人がほとんどないことも理由の一つだ。

でも1番は、人物を描かなければならないことだった。

ムサビの日本画学科のアトリエに行ったら、作品が人物画ばかりだったのだ。

私はなぜか、昔から人を描くことにものすごく抵抗がある。
いまもそうだ。

何故なのか、考えてみたものの、よくわからない。

風神は、人ではないからOKなのかな?


Googleフォトの整理していたら高校の卒制の作品が出てきたので、noteに載せることにしたが、日本画を描きたかったことを思い出せてよかった。

いいな。岩絵具いいな。
欲しいなぁ。