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Study Tips - 学びのヒント

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英語を学ぶための心構えや注意点、コツ、方法論などについての記事をまとめています。 僕以外のクリエイターの方々の記事も収録。
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#英語学習

英語で日記、いい本見つけました

英語のアウトプットに「音読」がよいということは、Parakeet Englishの大きな柱でもあり、実際にわたし自身も英語を勉強しているときは、声を出しながら読んだり書いたりしてます。 そしてもうひとつ、アウトプットに効果的な学習方法として「日記」があります。 音読はすでに書いてある文章を読むので、発音や英語の発話の練習に適しています。一方、日記は自分で文章を作るので、文法を構造的に考えて文を作る・語彙を自発的に身につける、といった練習に最適です。 そして日記のいいとこ

Make Full Use of Your Dictionary – 辞書を使いこなそう

作家の開高健は「人間の全てが書かれている」と、旧約聖書を常に持ち歩き愛読していたそうです。氏の言葉を借りるなら、英和辞典には英語の全てが書かれているのです。そう言っても過言ではないくらい、英語についての情報を事細かに教えてくれます。 ところが、僕らのほとんどは、その一部しか使えていません。使い方を教わらなかったと言うのが、実際のところではないでしょうか。 ケンシロウ(北斗の拳)によれば「人間は自分の潜在能力の30%しか使うことができんが北斗神拳は残りの70%を使うことに極

In the Beginning IS the Voice – 初めに音声がある

2020年から、小学校で英語授業が必修化された。それに伴い、文部科学省は「外国語に慣れ親しむ」「外国語によるコミュニケーション能力の向上」を狙いとした ALT(ネイティヴスピーカーの外国語指導助手)の採用を、これまで以上に積極的に進めている。僕はそのことに懐疑的だ。 社内言語を英語にする企業が徐々に増えてきている。入社時や昇進に際してTOEICの点数などが足切りに使われるケースも少なくないという話を、ちらほら見聞きする。 文科省の動きは、そんな世相を反映したものなのだろう

Don’t Tell Yourself Off for Procrastinating! – 先延ばしする自分を責めちゃダメ!

やること・やりたいこと脳内リストにずらりと並ぶ、あれやこれや。さっさとやっちゃえばいいのに、ついつい先延ばしにしてしまう。そんな自分がつくづく嫌になる。 そんなことってありませんか? 僕にはずいぶん心当たりがあります。 先延ばしにしてしまうのは、だらしないから? それとも時間の使い方が下手だから? Durham University の教授で社会・健康心理学の専門家である Fuschia Sirois 氏によると、先延ばしグセの原因は、そのいずれでもなく、mood ma

人の目を気にする弊害

英語を使えるようになるには、アウトプットする事が非常に大事。その中で、声に出して慣れる事は大切です。 声に出すアウトプットなんて、全く大した話ではないはずなんです。何処でも出来るし、別に隙間時間でも出来る。オフラインでもオンラインでも昔よりはずっと簡単な時代になりました。 しかし、中には躊躇う人もいます。それは、もう心理状態が大きく起因している。 今までもnoteに書いてきたけど、“恥ずかしい”という気持ちが大きな障壁となっている可能性は否定できない。 そこには、人の

TOEIC SW受験で見えた「英語ができる」の3段階とガラパゴス

はじめに今年5月に「TOEIC® Listening & Reading Tests」(以下LR)を初受験し940点を取得した後、8月7日に初めて「TOEIC® Speaking & Writing Tests」(以下SW)を受験しました。スコア発表は8月23日の予定なので、この記事を執筆している時点ではまだ結果はわかっていません。 が、少なくともSW受験を通して、そもそも「英語ができる」ってどういうことなんだろう?と思ったので、今日はその点について考察してみます。 結論

Stop Learning New Words! – 新しい単語は覚えない!

語彙力をつけて、すらすらと英語を話せるようになるために… 単語学習をやめましょう。 何を言っているんだ? なんだその矛盾は? . . . と思われるかもしれませんね。ちゃんと説明します。 この記事では、あらためて語彙力とは何かということを見つめ直し、鍛え、ひいては英語力を伸ばす方法についてお話しします。 Vocabulary Skills = Quantity × Quality語彙力=「知っている」×「使える」 言いたいことが思うように言えない。そんなとき英語学習

10 Effective Tips for Studying English at Home – 自宅で英語を学ぶ人への10のアドバイス

僕たちは今、生きている間にこんなことが起きるなんてと、途方に暮れてしまうような事態に直面しています。本当に、歴史書の中だけのことだと思ってましたよ、世界規模の伝染病なんて。 学びは、暗い日常に射し込む、一筋のやさしい光です。生きる希望を与えてくれる、小さくとも暖かな炭火です。僕は、そう信じています。だから学び続けるし。学んでいてほしい。 …なんて綺麗事を言われたところで、勉強てしんどいですよね。なかなか手がつかないですよね。わかります!自宅で過ごす時間が長くなったからと言

What Words Means to Us – 僕らにとって言葉とは

赤ん坊の頃、言葉は僕らにとって奇妙な音に過ぎませんでした。やがて、いくつもの異なった音が、それぞれに特定の人や物事、現象や性質などを表し、言葉で自分自身や身の回りの世界を理解し、表現ができることが、無意識のうちにわかってきました。linguistic equipment(言語能力)を獲得したのです。 ここでわざわざ “linguistic equipment” なんていう学術的な言葉を使ったのには、理由があります。”equipment” は「イクイップメント」という外来語に

THERE IS NO MAGIC PILL TO IMPROVE YOUR ENGLISH – 英語学習に特効薬は無い

そんな話は聞きたくないかもしれません。 英語を教える側としては、あまり口にしてはいけない言葉かもしれません。 それでも「英語力を身につけたい」という気持ちが本当なら、この事実から目を逸らさないで欲しいと、心から強く願っています。 There is no magic pill to improve your English. 英語上達の特効薬なんてありません。 聴くだけで身につくなんてこともないし、テキストを買うだけ、教室に通うだけでは何も起こりません。 僕自身、規律

3 MAJOR MOTIVES FOR LEARNING ENGLISH – 英語を学ぶ三大目的

東京オリンピックの前後くらいに、世の中の英語学習熱が高まっているのを 感じました。たくさんの雑誌が特集を組み、英語の効果的な学習方法を紹介しているのを目にしました。 もともと日本人の英語学習需要は高く、本屋には膨大な数の関連書籍があり、テレビにもラジオにも英語教育委番組が溢れています。 そもそも、なんのために英語を学ぶのでしょう? 受験?就職?海外旅行?ビジネス?それとも、話せたらかっこい気がするから? 理由は人それぞれでしょうし、どんな理由も本人にとってはきっと筋が