死なないという選択肢

心療内科に通いだして2年近く経つ、自室で首を吊ろうと思って失敗し「今ヤバい事してたな」とふと我に返り、心療内科に行こうとネットで心療内科をめちゃめちゃ調べた。
それから心療内科に通い、薬を飲み始め、体調に波はあるものの「死にたい」とまで落ちる事は無くなった。薬って凄い。病院って凄い。

私はもともと中学生位の頃からずっと「死にたい」「でも生きたい」と考えて生きてきた。「死にたい」と考える事が当たり前だったのでその考えがヤバい事に気付かなかった。

高校を卒業してからは働き始めた。お金がなくて進学は出来なかった。正社員ではなくアルバイトである。何もスキルがないので接客業しか出来る事が無かったのでずっと接客業のアルバイトをしてきた。
接客業というのは大変でいろんな客が来る。クレーマーの様な客も店からしたら「お客様」なのでキチンと対応しなければいけない。
そういったストレスが少しずつ私の中に積み重なっていった。それ以外にも毎日生活しているといろんな事がストレスになった。 
列に並ばないで割り込もうとする人、道路で空き缶を堂々と捨てる人、気にしなきゃいいのにそういう変な人ばかり目についてしまう。心療内科の先生曰く人より少しアンテナが強い(感受性が強い)のだそうだ。そしてそれがストレスとなって私の中に積み重なるのであった。
あと辛かったのはフラッシュバック。夜になると昔あった嫌な事、昔出会った嫌な人が走馬灯の様に蘇るのだ。小さい時から順番に嫌だったことが蘇る。母親のヒステリーを起こした時の言動や暴力などを全部思い出してしまって辛かった。

私の場合は毎日寝れるし、食べれるし、仕事が出来る、毎日Twitter出来る、でも漠然と「死にたい」という感情が消えないのであった。
そういうメンタルの病み方もあるという事を理解して欲しいな、と思う。

今は実家を出て母親と距離を取り、転職して接客業を離れた事でだいぶ精神的にラクになって死にたいと思う事はなくなった。
やりたいことが沢山あるから死んでる場合じゃない、いった感じである。
私はこれからも生きる。
ダイエットまだ成功してないし(何年も前から)、友達と旅行行かなきゃいけないし。
もし全てが嫌になったら仕事をほっぽりだして裸で家でぐーぐー寝ようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?