母から貰ったもの

noteで自分の生い立ちや環境を書いていくうちに「私は母親から何をして貰ったのだろう」と思った。そして、「母親は母親なりに一生懸命子育てをしてきたのではないか?」と考える様になった。
母親が憎くて憎くて大嫌いで、それは今でも正直変わらないけど、母親もかわいそうな、父親のせいで酷い目にあった一人なのかもしれないと考える様になった。

私の母親はヒステリーで料理が下手で片付けが出来なくて整理整頓が出来ない人である。過干渉というより放置するタイプの人である。
そんな母親の歪んだ人間性のお陰で私と姉は大変苦労をした。いわゆる一般的な普通の家庭生活みたいな、そんな生活を送る事が出来なかった。
しかし、そんな料理が下手な母親でも毎日料理を作ってくれた。学生時代は毎日お弁当を作ってくれた。とても貧乏でお金がないのにプールに連れて行ってくれたり、もう昔に閉園した屋内遊園地に連れて行ってくれたりもした。

しかし、だからといって「お母さんありがとうやっぱり大好き!」ってなるかと言われると、ならない。私はやっぱり母親が苦手だ。母親から受けた心の傷は簡単には治らない。

以前、高校時代の担任に「母親と縁を切ってもいいか」と相談したことがある。担任の先生は「親と縁を切って幸せになってる人を何人も知ってる。だから親と縁を切る事をネガティブに捉えない方がいい」と言われてとても心がスッキリした。

やはり今は母親とは距離が必要だ。

でも私は前を見て生きていく。もう以前の様に死にたいとは思わない。
やりたいこと、行きたい所が沢山あるのだ。
今日も寝る前にベッドの中でやりたいことリストをコソコソ更新する。
やりたいことをするにはお金が必要だ。今は引っ越しでお金がないからお金を貯めて、少しずつ。
私は夢を叶えてゆく。


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