子育て、整理整頓とその効用
テスト期間だというのに大掃除をしてしまった。夫がフランスでは春に掃除をすると言うので大掃除をする習慣がなかった我が家。結局春にも掃除はしないのであまり片付いてはいない。夫婦2人の時はものが少なかったのでそこまで問題はなかったのだが、子どもが生まれてからはそうもいかなくなった。
あまりおもちゃなどを買わない我が家では子供たちはプリントなどの裏に絵を描くことが多い。そして学校で描いた絵やプリントを各学期ごとに大量に持って帰ってくる。紙が棚のあちこちにあふれて発狂しそうだ。しかし子どもが大切にしてるかもしれないと思うと掃除に踏み切れず。。
何故かその日は何かがふっきれもくもくと整理し三分の二以上紙を捨てた。正確には紙ごみに分類した。そして出てくる細かいおもちゃや壊れたものも容赦なく捨てた。夕飯後に始めたので終了時は夜中12時を過ぎていた。テスト勉強は?。。ともかくすっきりした棚を数か月ぶり、または半年以上ぶりに見ることができ安らかに眠りについた。
翌朝。起きてきた子供たちは全く動じずむしろ整理整頓された棚からおもちゃをとりだし嬉しそうに遊びだした。一応お礼は言わせた。誰一人あのおもちゃやお絵描き捨てちゃったのとは聞かなかった。
私はものを捨てない家庭で育った。いらないようなガラクタや紙でもとっておいてくれるというのが大切にされている証だと思っていた。もちろんそういう一面もあっただろうけど、単に整理整頓が苦手な親だったのだと今は思う。
子ども達にとっておもちゃや紙の一部が捨てられることより、片付いて明るい部屋で整理されたおもちゃで遊ぶことの方がよっぽど楽しいことなのだ。それに加えうちの子達は忘れっぽいのか執着がないのかものにあまり固執しない。
子育てをしている親ならみな知っていることを今学んだ。これからは定期的に片づけます。冬が長いベルギーでの暮らし、少しでもおうち時間を快適にできたら。
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