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【脚本】『紅の旗』(弐)

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4月も最終日です。
思いたって始めてみた毎日脚本連載ですが、気づけば21日目。
ブログもやってます(ほぼ更新してないけど)が、こんなに連日投稿したのは初めてです(笑)

前回はこちら↓

あ、そうそう、書き忘れておりましたが、この記事に限らず、過去脚本の毎日連載につきましては、ご購入頂いても面白くなかったら返金をご希望頂くことが出来ます。(※令和2年4月30日現在。今後設定を変更する可能性もあります)
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では、本編に参りましょうか。

#6

夜。紅鮫の船倉。暗い。
繋がれた李が力なく倒れている。
趙と手下1がやってくる。

手下1 「(李の姿を見て)おいおい、もしかしてもう死んでるんじゃねえか」
李 「ううう・・・(うめき声)」

李が、小さな声で何か呻く。

手下1 「なんだよ、生きてるじゃねえか。ほれ」

と、趙を前に押しやる。
趙、李を見下ろして

李 「趙か・・・どうした顔色が悪いぞ」
趙 「・・・」
李 「(趙の様子に気づき)おまえ・・・」
趙 「(手下1に)二人にしてくれないか」
手下1 「あ?(鼻で笑い)変な気起こすんじゃねえぞ。分かってるな」
趙 「・・・ああ」

手下1、出てゆく。

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