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歯医者おわったー

※今回のエントリは個人の体験に基づく所感が多分に含まれます。すべての方に当てはまるものではないことを念頭に置いていただき、読んでいただければ幸いです。

長らく続けていた歯の治療が終わり、2か月に1回の定期検診で良いというお墨付きをもらった。
いやっほう。

治療期間どんだけかかったと思う?
14か月。
14か月だ!

我ながら歯医者が怖すぎてびびり続けていた期間が長すぎてこの有様だよ。どれくらいびびって歯医者行くのさぼってたと思う?
10年。
10年間だ!

しかし逆に言ったら、10年びびり続けていてもその後重い腰を上げて歯医者にちゃんと通えば「もう虫歯ちゃんは無いですよ」と言ってもらえるということだよ。いや10年びびり続けろと言ってるわけじゃないし、びびることを推奨してはいないよ。ちゃんと早く歯医者さんにかかるほうが絶対にいいしそれが賢い行いだよ。

なお治療にかかった14か月のうち、約5か月くらいは歯周病の治療期間だった。歯石を取るために毎回麻酔を打った。よくぞ頑張ったと思う。

歯医者に行くことができない人の動機としてよく挙げられるのが「医師に『ここまでになるまでなんで放っといたんですか』と言われるのが怖い」というやつ。
無論私もそういう動機はあった、しかーし。
それよりも私の足を歯医者から遠ざけさせていたのが、過去に受けたトラウマ体験だったと思う。

たぶん十数年前の話だ。
厄介な虫歯ちゃんを治療するために麻酔を打ってもらい、歯を削ってもらっていたがその日は麻酔の効きが恐ろしく悪かった。思えば全体的に体調がすぐれない日だったことを記憶している。生理2日目とかだったかもしれない。

「ちょっと我慢してくださいねー」当時の先生がサラーッと言った。

そのカジュアルな発言の直後、あろうことか露出した神経に直接麻酔を打たれたのである。
「くぁwせdrftgyふじこlp」←めちゃ懐かしい
当然声など出ないし、代わりに涙が出た。

(そこまでの痛みを我慢して治療したのに、その歯は2年くらい後に縦に割けて結局抜歯することになったくやしさ)

あまりの恐怖体験だったので、今回の歯医者さんにかかるとき正直にそれを言ったら先生が
「あーそれは全歯科治療で経験する痛みのなかでも余程痛い体験の1つだったかもですね」と。

逆に考えたら、それ以上痛いことは滅多にされないということかもしれない。そう思って歯医者の椅子に座ったら不思議と勇気が出たというか、その体験と比べたら滅多なことはされなかった。毎回麻酔して受けてた歯周病治療も、その後の数本の虫歯ちゃんの治療&抜歯も、あの出来事に比べたらまったく痛いと思わなかったですねハイ。

今となっては完全な平常心で歯医者の椅子に座れるようになったので、小さな成長を感じた。1年余りで修業篇と成長篇をクリアしたのでジャンプの主人公を超えたかもしれない。

歯医者どんとこいである。次は2か月後なので今から楽しみだと言いたいところだが残念ながらそんなに楽しみではない。その辺のポジティブさに欠けているところが私がジャンプの主人公に至れない所以だろうな。


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