若輩サークルがコミティアの設営を工夫してみた話
一次創作同人誌の即売会「コミティア」149に『ノザキハウス』というサークル名で参加して参りました。
暑い中足を運んでくださった方、お話してくださった方、頒布物を購入させていただいたサークルの方々本当にありがとうございました＆お疲れさまでした。
さて、今回はコミティアをはじめとする一次創作の設営について、何度か参加してみて気付いた事を若輩ながら綴っていきたいと思います。
コミティアとは一次創作の即売会であり、元ネタがある二次創作とはアプローチの仕方が全く違うと考えています。
具体的に言えば通りかかっただけで
・どんな世界観で
・どんな性癖の
・何を売っているか
これを２秒ぐらいで伝えないといけないという至難の業が必要なのだと思います。
つまり分かりやすさが何より大事。
話のあらすじより性癖。
（個人の意見です）
という事で、今回は先人の知恵をお借りして設営で自分が試してみた事や、今回個人的に試してみて効果があった（気がする）ライフハックを綴っていこうと思います。
＜まずはポスター＞
何はなくともポスターです。
お店でいうと看板のようなもので、ここで「どんな世界観か」を伝えます。
サークル名とスペースナンバーも忘れずに。
次に卓上の設営ですが今回はこんな感じのクソハデポップを作りました。
ばーん。
全体はこうです。
ここで
・どんな性癖の
・何を売っているか
を伝えます。
＜例＞
「WING」…精霊×少女の主従ファンタジー（性癖）、ノート漫画を単行本化
「怠惰と色欲」…スパダリ×ツンデレ（性癖）、BL漫画（商業の番外編である事は口頭で伝える）
「アレキサンダーの暗帯」…色をテーマにした（性癖）、少女漫画合同誌
その必要があまり無い色紙とかは特別なポップをつけておりません。
気を付けたのは
「黄色いポップ」
「あまり上手くない手書き文字」
「性癖を織り交ぜた短い文面」
これです。
黄色にした理由は、水彩の彩度低めな頒布物の中で目立つように＋文字が視認しやすいように。
手書きが良いと思う理由は、卓上の頒布物は当たり前ですがちゃんとしたフォントで印刷されています。
その中で目立とうと思ったら敢えて手書き文字にするというのも効果的なのではと考えました。
（某ヴィレヴァンさんとかスーパーとか某ドンキとかのポップもこの方法ですよね多分）
文面は、とにかく通りかかった時に自分だったらどんな文句に惹かれるか…という視点で考えてみました。
黄色いポップは安っぽく見えて嫌だ…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで前回参加した時の設営を見ていただきましょう。
この時に通りがかった方が気に留めてくれたのは「25年前から」だけでした。
その通りです。
だって卓上の文字でそこしか目が留まる所が無いのですから…。
ここで伝わったのは「何を売っているか」だけで何より大事な「性癖」が伝わっていないのが大きな問題でした。
本を開いて貰えれば…と思うものの、膨大なサークルさんが参加されている中で一瞬で目を惹いて試し読みしていただくのは本当に難しいです。
会場にはめちゃくちゃ絵や漫画が上手い方、お洒落でセンスのある本を作られる方が本当に沢山います。
その中で中学生の頃の自分が描いた下手なノート漫画を手に取ってもらうにはどうすれば良いんや…と試行錯誤した結果、こういうアプローチを試してみました。
コミティアは売れればいい、という場では無いのは重々承知なのですが同じ性癖の人に伝わって欲しくて…あわよくば同じ性癖を分かち合いたくて…
という訳で今回試してみたクソハデポップの効果はというと…
上々でした！
何より初見の方が足を止めて興味を持ってくださる確率が各段に上がりました。
個人的には大成功だったと思います。
とはいえまだまだ改良の余地もあるし、試したいことも今後出てくると思いますのでその際はまた記事に出来ればと思います。
という訳でここまでお読みくださりありがとうございました。
もし実践出来そうな事があれば是非是非お試しいただけると嬉しいです。
サークルの内容がパッと伝われば、売り手も買い手もハッピーハッピーだと思うので…！！
改めましてコミティア149で目を留めてくださった方、お話してくださった方、手に取ってくださった方本当にありがとうございました。
＜最後に＞
記事中に記載してる25年前から描いてるノート漫画（を単行本化したもの）はこちらです。
11月のコミティアでも続刊を刊行して参りますのでちょっとでもお気に留めていただければ嬉しい限りです😊
編集前版はPixivで無料で読めます。
10年かけて完結さすぞ！
ちなみに上記の漫画を自力で実写映画化もしてますので良かったらこちらの記事もついでにどうぞ。
役者も撮影も編集もほぼ自分たち（２人）でやりましたクレイジージャパン。
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