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『旅をすること』

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誰しもが自分の旅を持っている。 わたしの好きなひとに、 『旅をすること』について書いてもらったエッセイ集です。
各記事とマガジンの値段は一緒です。 記事はゆっくりですが、少しづつ追加していきます。気長にお待ちく…
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記事一覧

演劇としての旅

演劇としての旅

旅をしていると、自分が色々な物語の助演男優になる機会が多々ある。

人は自分を主人公として、死ぬまで脚本のない舞台を演じ続けるようなものだというのは一つの持論だが、人生という物語を語る時にピックアップされるのは、どうしても非日常的な出来事になりがちである。

旅をする時点で、自分を主人公とした物語の一話が始まっている一方、一緒に旅をしている仲間にとって、こちらはあくまで彼(彼女)を主人公とした物語

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旅をすることII  -魅力に溢れた不完全な現実-

旅をすることII  -魅力に溢れた不完全な現実-

時代の進化、テクノロジーの進化に反して、時代を逆上したいと思い、古き良きを求めてしまうのは何故だろう。

ただ単に、進化についていけないと言う思いゆえの屁理屈なのだ ろうか。
進化し続け便利が蔓延するこの日本の中には、こじんまりとした民家や団地が並ぶ光景がまだあり、それが減るのと反比例するように、日々何かしら新しい家が建ち、新しい町の光景が増えている、、、その相反する2つの、相容れない、不協和音を

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旅をすることⅠ -Life could be a dream-

旅をすることⅠ -Life could be a dream-

“Life could be a dream”
「人生は夢かもしれない」
そんな言葉に出会った。

職業柄、他のダンスカンパニーが踊る舞台を見ることが多々ある。その中の一つの舞台で出会ったこの言葉。ご存知の方もいるかもしれないけれど、The Cordsという50年代の4人グループによる“Sh-boom”という曲の冒頭の一節。
映画”Cars”で流れる曲、と言ったほうが馴染みがあるかもしれない。

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『ここではない、どこかへ』

『ここではない、どこかへ』

1999年の夏、僕は教室でGLAYの曲を聞いていた。

演劇部の練習で、早めに教室に入り、皆を待っていた。

しかし、いつまで経っても部員は来ない。

青々とした水田に囲まれた校舎。教室からは見えるのは、パノラマのの黄緑色の絨毯だ。しかし、窓を開ければ、近くの工場からシンナーの香りが、かすかに匂ってくる。だから窓を開けることができない。自由なようでどこか閉塞感がただよう、そんな学校に通っていた。

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『旅とは、出会い。』

『旅とは、出会い。』

お初にお目にかかります!よしのりと申します。
僕は去年、一人のバックパッカーとしてアメリカ大陸を横断したり、北欧を周遊したりと世界各地を旅してきました。

今回、僕の大切な友人の梅田君からの依頼で『旅をすること』について、
ブログに一編書かせていただくことになりまして。

拙い文章ですが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

自分が行ってきた国の詳細や旅の細かい内容については、こちら

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目次

目次

このマガジンは、
『旅をすること』のエッセイ集です。

わたしの好きなひとたちに、
旅をすることについて、
書いてもらいました。

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目次

1.『旅とは、出会い。』 よしのりさん

2.『ここではない、どこかへ』ユースケさん

3.旅をすることⅠ -Life could be a dream- 門沙也香さん

4.旅をすることII -魅力に溢れた

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