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のわ87 のわ/パルルが少し変わります!

はじめに

変わるところいろいろありますが、一番大きいのはシェアスペースをやっている「新栄のわ」の変化です。

パルルを共同で利用して飲食部門を充実させてくれていた食堂Bateriaが独立して自前のスペースを構えることになりました。新たな移動先はすぐお隣の103号室。素晴らしい門出とさらなる飛躍を期待しています。
そしてそれに伴って集まる場としてのシェアスペース103は役割を終えることになりました。

その集まる場の要素はそっくりパルルに受け継がれます。
ここ数年は僕(新見)が入院したりコロナが広がったりで、少し活動が低調になっていましたが、この先は巻き返していきます。

2011年に「パルルはまちである」と宣言して多くの人の協力を受けて活動したあの時代。それは5年ほどで終了しましたが、今もパルルはそこを基礎にして生き残っています。そしてこれからさらに多くの人が行き交う場になるべく新たな活動を始めていきます。

もうひとつ働く場である2階の205号室も変わろうとしています。これまでの2スペースに新たに2部屋が加わります。そのうちの一つは数年間独立したファブ・ラボだったのですが、そこも新栄のわの一部として迎え入れ、そこの工作用の機材も使ってもらえるようにします。新たな働く可能性が広がると思っています。
さらにワークショップなどのイベントも実施してパルルとの連携をはかっていきます。

住むための場である503号室も暮らしの共有の難しさを心配していたのですが、ありがたいことに満室となっています。

これまでの冬眠期間を取り戻すような楽しくてハッピーな場所を全力で作ります。

のわのパンフレットやホームページを見てくださった方は、活動の軸の一つに「0円ショップ」があることにお気づきになったかもしれません。それ自体は「自宅で不要になったけどまた使えるものを必要な人に無償で譲る」というリサイクルを目指した取り組みなのですが、0円ショップの開催を重ねるたびに今の世の中に欠けている様々なものが見えてくるのです。それを「人の繋がり」だなどと言うと薄っぺらに聞こえてしますかもしれません。あるいは「資本主義にとって変わる新たな仕組み」では大上段に構えた夢物語に過ぎるでしょうか。
間違いなくいまは人類の大きな曲がり角にあります。大きな流れに飲み込まれそうな気もします。何が待ち受けているか分かりませんが、この小さな街角から0円ショップをはじめ「のわ」の活動を通して世界を見つめていこうと思います。
そこから格差や差別や偏見のない楽しくてハッピーな世の中を全力で作ります。

のわ 新見永治

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ここから各部屋の変更点を少し紹介します。

パルル

仮オープンのお知らせ
パルルのリニューアルオープンは来年(2023年)の春を目指してますが、来月12月から仮オープンを始めます。
基本的に毎週金土日の三日間、午前11時から午後6時まで開いています。

パルルと公園
「パルルはまちである」と宣言していた頃、同時に「パルルは公園みたいな場所だなあ」と仲間と話していたことがあります。いつでも気軽理ふらっと来れる場所というか居場所。特に決まり事のない、いってみれば空き地みたいなところ。もちろん誰が来たっていい。そんな公園の中に喫茶コーナーや小さな図書館があるイメージ。たまに音楽のイベントをやったりもしてる。これってあれから数年経った今でも有効かも。再始動するパルルもこのイメージを受け継ぐことにします。

最初は何もないただの公園ですが、皆さんからもアイデアをもらいながら特徴ある楽しい場所にしていけたらと思ってます。
たとえばこんなふうな。
・喫茶コーナー(カフェ)
Bateriaが使っていたキッチンをそのまま使います。と言ってもこれからぼちぼち飲食を担当してくれる人を探します。時々イベント的に営業するかも。

・図書館
壁際の特製手作り本棚に1600を超える蔵書があります。これからも数は増えていきます。
https://librize.com/places/2203

・情報センター
アート、音楽、映画、演劇、社会、福祉、哲学、飲食。ここには全国のさまざまな情報が集まってきます。

・超セレクトショップ
これまでもCDや本を販売してきてましたが、それをさらに充実させます。パルルがお勧めするスイーツや雑貨も取り入れたい。セレクトされたショップを目指します。
単に売るだけじゃなく、作った人と買った人が繋がっていくことができたらと思います。そしてそこなら新たなものが創造されるようになったら最高です。情報コーナーとがっちり連携してあたらな繋がりを生み出すための従来のショップを超えた場作りを目指していきます。

・自己表現の道
何をやっても直ちに既成の枠に回収されてしまう現代。そんな中でアートが存在することが一番難しいのかもしれません。その風潮に調整するように表現をするスペースをパルルの中に設けます。未だ頭の中にあるだけなので、12月に仮オープンしたらじっくり形を考えます。ぜひ皆さんもアイデア出してください。

新栄のわ 205 働く場

仕事や物作りのためのシェア・スペース205号室。

205はこんなことを考えて作りました
今の時代の中で働くとは何かを考えた新しい場を作りたいと考えています。
単なる働く場を超えた、21世紀型のシェアスペースを目指します。
子供の頃鉄腕アトムのアニメを見で僕は育ちました。僕の記憶ではアトムの中で科学者、政治家、警察官以外では登場人物は誰も仕事をしていませんでした。仕事をしないことが21世紀の理想として描かれていたのではないか、多分に妄想しつつ僕はそう信じています。
しかしこのことは「仕事とは何か」を突きつけているのではないか。とても根本的な問いですね。そんなことを考えながら205を動かしていきます。

そしてこれから
2部屋追加して広くなるのに合わせて使い方の仕組みをいろいろ変えていきます。
詳しいことは考えている途中ですが、1階のパルルとの連携を強くします。
メイカーラボ名古屋という名前で独立したファブラボが運営されていたのですが、そこも「のわ」の一部としてワークショップやトークショーもやれるような場所にします。もちろんファブラボの機能は残して物作りの拠点として存続します。

利用メンバーにはこれまで有料枠と無料枠の二つに分かれてました。有料枠は今後もこれまで通り残ります。一方無用枠は無料で施設利用をしてもらう代わりに仕事を手伝ってもらう仕組みでしたが、これからはそこから拡張してより積極的にのわをサポートして手伝ってもらう人たちの集まりにしていきます。その名も「のわっこクラブ(仮)」!!詳細は後日発表します。

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