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狸山病院〈20〉

彼女は隣の町の大石公園で、一人で出産した。へその緒は引きちぎってあった。
電話した相手は、工場で働く男だった。
一度ホテルに行き。タオルに包んで、狸山病院に飛び込んできたのだ。
どちらが、お父さんなのかを判断するのを先生がやる事になった。
まだ、DNAで判定できる時代でなかった。

ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?