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気づいたら深い秋

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詩集「白い秋」をお休みして、もう1年になります。再開はまだ、「時」を待ちますが、詩集名を変えるべきと思いました。 まだ秋にはいるつもりなので、このタイトルにしました。
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#お誕生日おめでとう

詩「一輪の花束」

詩「一輪の花束」

「ありがとうございます」

この一輪の花しか
伝えれる言葉がないのです

後は全て
直接の渡すべき
花々

この一輪の花束でも
喜んでくれる事を
願って送ります

「花束」

「花束」

花ことばの
意味は
もういらない

出逢って
渡したい

手に触れられたい
花束に添えた
手に

声を発したい
花束に添えた
声で

「花束」

「花束」

クラスペディア 
2本では 
さびしいので

感謝のレースフラワーで
束ねて
微笑み続けさせて下さい

今日のこの日
「どんな気持ちで迎えるのか」

去年は
「もう自意識過剰はやめる」

今年は
「伝えにくさ」

詩ではなく
手渡しできる幸せを
私の掌に