見出し画像

よもつ三体

私最近古事記にハマってまして。歴史の授業やらなんやらでタイトルだけは知ってる人も多いでしょう。
ざっくり言うと神様のお話ですね。

その中でイザナギとイザナミという夫婦の神様が出てきます。
ナルトで名前は知ってるという人も多いのでは?

なんやかんやでイザナミが死んでしまい、それを悲しんだイザナギが黄泉の国に迎えに行きます。そしてなんやかんやでイザナミを怒らせたイザナギが黄泉の国から現世へ逃げ帰ります。

その時に現世と黄泉の国の境にある坂が出てきて、それを「黄泉平坂(よもつひらさか)」と言います。

そんな坂の名前をタイトルにした表題作を含むホラー小説短編集を読みまして。
前置きが長く申し訳ない。

ホラーと言いつつミステリー・サスペンス寄りのヒトコワ系作品が多かった印象。
タイトルから心霊系かと思って読んだがこれはこれで面白かった。
まぁこの辺のジャンル分けって難しいですよねー。ホラー・ミステリー・サスペンス・スリラーとか。

それはさておき、内容の話をすると、各話は短め、
ラストに伏線を回収してゾッとする話が多い。
意味が分かると怖い話とか、そっちに近い。
だからそういう系が好きな人には刺さるかも。

私が特に好きなのは『ハーフ・アンド・ハーフ』って話。

死者と語り、冥界に臨む“黄泉比良坂”。古事記にも登場するこの世とあの世の境目にある坂の不気味な言い伝えとは…。奇妙な味わいに満ちた全12篇を集めた戦慄のホラー短篇集。

集英社

皆さんSFって読みます?私はまぁ読まないですね。
基本ミステリー系か純文が多い。
SFと恋愛系はほぼ読んだことない。
それでも影響を受けやすい私、「世界的大ヒット」という言葉に弱い

文庫化もしたことですし、まぁ読んでみてやってもいいかなと、

エグおもろい!!!
は?なにこれ?

の、続き。Ⅱ部。
分量はⅠ部の倍くらい。

どんなもんじゃいと、
Ⅰ部は長い前置きからのエグい盛り上げがあったが、

Ⅱ部もそれは健在!
というか上巻がほぼ前置きに使われとる!長いわ!!
でも今回も上巻後半から下巻にかけての盛り上がりがエグい!!

Ⅱ部は、特に下巻はガッツリSF。

とりあえず一区切りはついてるのか??
この後のⅢ部がどうなるのか、気になる~~~!!

新天地を求める三体文明の侵略艦隊が太陽系 に到達するのは四百数十年後! 危機に直面 した人類は衝撃の「面壁計画」を発動させる。

ハヤカワ・オンライン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?