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アヒルと鴨のかわいないあなたは殺される

有名作品ですよね?読んだことある人も多いんでないかな?
だから私も買いました。いつ買ったかは全く覚えてません。

ずっと本棚にあってずっと積んでた本にやっと手を付けれた~。

作者も有名で映画化もしている、しかし中身について知ってる情報は本の裏のあらすじのみ。
そんな状態で読んだ。それでよかった。

まさかこんな話だとは思ってもいなかった。

中身についてはあまり語りたくない。ネタバレをしたくないから。

ただ一つ言えることは面白かったってこと。

『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 注目の気鋭が放つ清冽な傑作。解説=松浦正人

東京創元社

初の中編小説集だそうで。小説としては2冊目かな?

とにかく前作でドハマりしたこの作者。
今作もやはり面白い。

前作は短編小説。今作も前作の良さはそのままに中編になっていたので一本の話をより深く楽しめた。

いちいち面白いんだよなー。
細かいセリフ回しも抜かりなく面白い。

ストーリー上そこまで重要じゃない細かい会話や表現も面白い作品が好きな私にはまったくもってドストライク。

神は細部に宿るとはまさにこのこと。

『かわいないで』加納愛子

「黄色いか黄色くないか」
高校生の頃からお笑いに魅せられて、お笑いライブハウスに就職した主人公・唯(ゆい)。ある年末年始、賞レースが集中して芸人の悲喜こもごもが色濃くあらわれる、その季節に繰り広げられる、華やかな「笑い」の舞台裏の人間ドラマに迫る。
「かわいないで」
高校の日本史の授業中、千尋は必死に耳を研ぎ澄ます。隣席の香奈美がひそひそ声で後ろの席のふたりに語る、昨日のデートの一部始終に。千尋がどうしても聞きたいのは、聞き手の透子から香奈美に放たれる「かわいないで(笑)」という絶妙な相槌の一語なのだ。誰もが覚えのある、教室内で織りなされる関係の機微を見事に浮かび上がらせる。

文藝春秋BOOKS

どんでん返し」とか、「衝撃のラスト」に簡単に釣られてしまいます。
そういう時は、騙されてなるものか的なマインドなわけです。
でも途中で分かったら分かったで悲しい。ちゃんと騙してほしい。的な。
矛盾ですな。

まぁミステリー好きの性でしょう。どいつもこいつも怪しいこと。
なんか皆隠し事をしてる気がする。というかこいつこんな奴がったの?と。

そして犯人判明。
あーなるほどね、と。

そこからの!!ねぇ、、、?

いやびっくりした。
また性懲りもなく騙されてしまった。

個人的にはかなり好きな読後感。
でも、、、。

『だからあなたは殺される』水生大海

兄の名前は汐崎正義、妹の名前は持田優羽。とある事情から苗字の違う兄妹が同居を始めたちょうどその頃、優羽と同い齢の読者モデル・紫苑が殺される事件が発生。残虐なこの事件を解決すれば昇進できるとあり、兄の正義は一心不乱に捜査を進める。一方、独自の情報網と行動力で妹の優羽は兄に協力するが――。二人が辿り着く、驚きの結末とは!?

光文社


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