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認知症の新薬!~ケアマネ見聞録~増刊

認知症のお薬が開発されたということで、この話題に触れないわけにいかないだろうと
いや別にいいとは思うんですけど(笑)というわけで、慌てて書いているのでいろいろと齟齬もあるかと

新しいお薬、その名も「レカネマブ」

お薬や医学系のお話となるとそのスジの方の方がよっぽど詳しく、正確な記事を書かれるとおもいますので、そこはお任せしつつ。
認知症治療薬候補「レカネマブ」の最新情報 - 暮らしに役立つ活用術

最近の研究により、β-アミロイドというタンパク質が脳内に溜まることが認知症の原因であることがわかってきました。
ということは、β-アミロイドタンパク質の蓄積を防ぐことができれば、認知症の治療が一歩進むのではないか、ということで新しい治療薬が開発されてたわけです。
ちょっと前に話題になった「アデュカヌマブ」も同じようにβ-アミロイドの除去を目的としたお薬でしたが、作用の仕方が違うようです。
なんでいずれもこう舌を噛みそうな名前なのかは、きっと理由があると思いますが僕にはよくわかりません。

認知症のお薬と言えば「アリセプト」や「レミニール」「メマリー」等があります。名称もスッキリしてますね!?

また、発症している症状や行動障害に応じたお薬を処方してもらえる場合もあります。

で、なんですけど

怒らないで聞いてほしいんですけど、
僕はやはり必要以上に期待はしないことが重要と感じています。

「特効薬」ではないから。

認知症は「症状」であって「病気」ではありません。
元の病気はあるかもしれませんが、それによって引き起こされる「症状」です。
種類別認知症の原因と症状 | 認知症ねっと

新しいお薬も「症状を遅らせる」「緩和する」ことが主な目的です。
脳の変性が原因なので、それが完全に良くなる、というのは難しいと思います。
ということで、僕はこれらの症状を基本的には「老化」と捉え、どう付き合っていくか、というよりも今の困った状況をどう支えていくか、に主眼を置いています。

認知症の方とその家族の置かれる状況は大変です。
とくに「周辺症状」が出ている方の介護は精神的に負担が大きくなってきます。
王道の介護方法もありません。(良さそうな介護方法はいくつかあります。そのうちご紹介します)
支えていく方も大変です。

でも、みんな一生懸命取り組んでいます。

医学は医学の力で、介護は介護の力で。

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