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POPUP SENTO 『ひらく湯』 開店

どうも、梅の湯 三代目 クリタです。
先週末やってきました。いや、沸かしてきました♨

正直、みなさんに大々的にお知らせして「遊びにきてー」と言いたかったのですが、所々の事情もあり 慎ましく事は進んでいました。
(コ○ナのバカヤロー!)

ー 2年越しの目標、いや夢 やり遂げてきました。

はじまりはこの投稿

この週末 愛知 蒲郡の森道市場 ( http://mori-michi-ichiba.info/ )と静岡 吉田の頂フェス( http://www.itadaki-bbb.com/2019/ )とフェス行脚してきました。 ...

Posted by 栗田 尚史 on Sunday, June 2, 2019

愛知県 蒲郡で開催されている『森、道、市場 (以下 森道)』にサウナテントが出店すると聞いて、ガースーさんと遊びにいったことから始まります。

ー 森道にないのはお風呂だけだな

まず2019年に初めて行った森道が素晴らし過ぎて、衝撃を受けました。森・海・音楽・食・人 …とにかく空間が良かった。…しかしそこに「お風呂」がなかった。

普通に考えるとフェスに「お風呂」という「お店」がないのは変な話ではないのですが、森道にはありそうなのに、やっぱり無かった。
そんな「お風呂」を持ってこれるのは自分達しかいないですね、とサウナ上がりに ガースーさん、チルパリさん と話をしたのをよく覚えています。

じゃあ、来年は海を背景画にして、お風呂入ろう!と盛り上がったのが2年前のことでした。

ー 2020年 森、道、市場

そこからはあっという間に1年が経過。2020年は皆さんも御存知の通り、イベントというイベントが軒並み中止、またはオンライン開催となり、森道も例外ではありませんでした。

2019年のイベント終了時から、出店にむけて ガースーさんは着々と準備を続けてくれていましたが、イベント自体はオンライン開催となり、その全貌を蒲郡の地でお見せすることが出来ませんでした。しかし2020年に我々の森道に持っていくお風呂が『POPUP SENTO ひらく湯』という名前に決定し、2021年こそは持っていくぞ!…となったわけです。

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ー 森、道、市場 2021 開催決定! 

例年であれば、前年の10月には来年の開催は発表されていた森道ですが、2021年の開催は発表されたのは 開催日3ヶ月前の3月のことでした。

そして開催発表にあたり、2020年 出店予定だった『ひらく湯』にも出店依頼が届きました。色々な制限や、現在の厳しい情勢も考慮した結果、私達は出店することとしました。

やると決めてからは怒涛の準備です。初出店なのに、とにかく時間がありません。もうこのあたりはテンパりすぎて記憶にありません…いかなる時も『ひらく湯』のことで頭がいっぱいでした。

細かいことを書き出すとキリがないのですが、
自分のメイン役割は「みんなが快適に入れるお風呂を沸かすこと』
まぁ平たく言えば、お風呂の衛生管理 でした。
まさに風呂は風呂屋。その分 やれるだけのことは妥協なくやりたい。

お風呂本体はミズジャパン株式会社が取扱うHOT TUB (いつか欲しい!)
こんな気軽にアウトドアでお風呂が沸かせるなんて…
このお風呂のお湯をキレイにする枠組みを考え、今回のひらく湯で実装してみました。実際は現地で微調整しながら、ぶっつけ本番実装だったのでドキドキでした。なんとかなってホントよかった。

ー ひらく湯 開店!

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【 ひらく湯 入り口 】 「男」「女」の のれんが The 銭湯!

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ととのいスペースも完備。目の前は海、風が最高に気持ちいい

6/11 11:00 森、道、市場 海エリア 岬に お風呂、水風呂、サウナトラック、ととのいスペースを兼ね揃えた POPUP SENTO 『ひらく湯』が開店しました。

「お風呂沸いてます~♨」「サウナもあります~」の呼び込みの声は、あの森道の中でも異質なものでした(笑)
開店前の「みんな入ってくれるかな~」の心配は開店してまもなく杞憂なものとなり、ただただ嬉しかったです。

ー 銭湯でよく見る 光景が 森道にある

開店後は大体の時間を喜楽湯 番頭 ゆうすけくんと共に釜番に費やしました。たまに食事を買いに行ったり、LIVEもちょことだけ見に行きましたが、結局はお風呂の近くにいました。お風呂屋の性ですね。

薪を焚べながら、お客さんとなんともない話をしたり、海会場のGRASS STAGE から聞こえるLIVEの音を一緒に楽しんだり(仕事しろ自分 笑)
お風呂を介して、初めて会った人たちと趣味の話や、どこから来たんですか~?とかの話をポロッとしていまう、いつも銭湯で見ているような光景が『ひらく湯』にはあったと思います。
最初は遠慮がちに入っていた人も気がつくと、お風呂に没頭し、この瞬間を楽しんでいる感じでした。「もう1時間経つのか…早すぎる」よく言われました。風呂屋冥利に尽きます。

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そしてお風呂あがりには「ありがとうございました、気持ちよかったです」と声をかけていただけた。あぁここは銭湯だなと、感慨無量でした。
『ひらく湯』に入っていただけた方、『ひらく湯』のある場所まで見に来てくれた方、本当にありがとうございました。

驚くことに、連日来てくれる方、同じ日に複数回入りにきてくれる方が続出して、すでに常連をかかえた銭湯になりました!

ー 銭湯・お風呂の可能性を広げたい

今回の『ひらく湯』は 日々 梅の湯という銭湯を営業している自分にとって、銭湯・お風呂の新たな可能性を見つけることが出来た、よい経験となりました。

ガースーさんはじめ、小杉湯からの助っ人女子達やSENTO FOREVERの面々とたくさんの協力があって『ひらく湯』は実現できたと思います。本当に感謝です。

次に『ひらく湯』が開店するのは「いつかなのか、どこなのか」まだわかりませんが、言い換えるならば「いつでも、どこでも」開店する可能性があるということです。(ですよね? ガースーさん!)

改善したいと思うこともたくさんあったし、次にみなさんの前に出現するまでに色々なアイデアを沸かしておきたいと思います!

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完全撤収後 『ひらく湯』は一旦 閉店しました。
来年も 森、道、市場 でお会いしたいですね!

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