それって誰の常識なの？

国が変われば、普通が変わる。
時代が変われば、常識が変わる。

ノビ夫がよくこのようなことを言うのだ。


誰から見た当たり前なの？
誰が思う常識なの？

私はノビ夫ほど「普通」という言葉に疑問は持たずに生きてきたけど、それでもやはり同じような感覚になることもある。

＊　＊　＊

人は自分の中に植物を育てているとして。
その種類は、個々でちがう。
花の人もいるし、木の人もいるかもしれないし、野菜の人もいるかも。
共通しているのは、植物であるという点だけ。

自分の育てたものは、認められたい。
その欲求自体は全然悪いことじゃない。
認められたいから違うものを蔑むということをし始めたときに、ちょっと話が変わってくるように思う。
変だよね。
違うものを否定したって、自分の植物は美しくなんかならないのに。

全てを受け入れる必要はない。
自分以外のものは枯らしてやんよウヒヒ！みたいな危ないのもいるかもしれないから、そういうやべぇヤツには触れずに、速やかに退散しよう。

＊　＊　＊

わかりあえなくていい。
相手の持つものを、そして自分が持つものを否定しなければ十分。


「この常識はこの人の中での常識なんだな」
「この当たり前は私が思う当たり前だな」


押しつけず、押しつけられず。
誰でもない自分のために、日々の中で心がけていきたいね。

お読みいただきありがとうございました！
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