それらを奪う権利など、誰にもない。

15年前の事故に触れた、このnoteの記事を書いたのが2月17日。
2ヶ月後のこのような現状のことなど、想像もしていなかった。

この記事を再掲することで、私がしたかったこと。
「忘れないで」「思い出して」
そのような気持ちからではない。
私はそんな立場にないし、もしそういうことを言っても不思議じゃない間柄であったとしても、言わないと思う。
自分にとって大切なものは、自身がちゃんと整理・保管して、自らに必要な時だけちゃんと取り出せるようにしておけばいいと感じるから。

今、ただただ私が思うのは
「被害者にもなりたくないけど、加害者になるのはもっと嫌だ」
ということ。
私が何かを怠ることで自分だけが被害を受けるなら、自業自得で片付けられる。でももし、私が何かを怠ったことで誰かの大切なものを奪うとしたら。
健康な日々、喜怒哀楽の温かさがある毎日、あふれる未来。
奪う権利など、誰にもない。

終息が見えず、色んな面で疲れがたまっているよね。
それでも自分にできることを考えて行動してくれている人たちに、ありがとうと言いたくなる。
外出を控えて家にいることが、すでに感謝をされること。
大きな何かをしなくちゃ！役に立たなきゃ！と気負う必要はないんだよ。
安全に楽しめることなら、全力で楽しんでも不謹慎なんかじゃないよ。

あの日と同じ、ひたすら青い空。
しばらく眺めたあと、今日家でしたいことを考えよう。
未来は、つづく。

お読みいただきありがとうございました！
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