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流れに抗わないことを家訓にしよう

単身赴任を終え、とんでもないレベルの田舎へ帰ってきた。
発つ時はみなぎる生命欲をうゎんうゎんと垂れ流していたセミの声が、今は穏やかな鈴虫の声に変っている。
金色のふさふさを重そうに垂らしていた稲穂は、すっかり刈られてしまった。
完全に秋だ。


この単身赴任中、他にも色々な変化があった。
些細な変化、そしてとてつもない大きな変化。
それらの前に立った時、ノビ夫が言った。

「流されるままでいよう」

* * *

20代の私には、とてもしんどい時期があった。
それは今考えれば、大きな流れに逆らおうとしたのが原因だった。
流されたくなくて必死で逆らって泳ぎ、体力も気力も奪われた結果、溺死寸前。
あの時、瀕死の状態で流れていく私を掴んでくれた人たちがいるから、今ここにいるんだよな。今でも感謝してるけど、あれはかけないで済んだ迷惑だったな。

ノビ夫の言葉を受けて回想していると、更に言葉が続く。

「どうせ逆らえないなら、いかに流されることやたどり着く先を楽しむかが肝心だと思うんだ」

100パーセントの同意である。
そして、これはノビ家の家訓にしようぜ!と2人で決めた。

* * *

大きな流れは怖い。
どこに行きつくかわからないのも怖い。
でもそれが避けられないものなら、思い切って受け入れば、思わぬ事柄に出会えるかもしれない。


変化がないようで変化だらけの日々を、楽しんで行こうと思う。

お読みいただきありがとうございました!
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