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会話の最善手(例:趣味を質問されても答えるな)

 ボードゲームのみならず、人間関係にも最善手は存在する。
 今回は、私が経験から得た最善手のうち、他人から尋ねられても正確に回答すべきでない事項5つについて、それぞれの理由と併せてご紹介する。

 1:趣味
 趣味を尋ねられたときは、無趣味であると伝えるべきだ。
 そして、「じゃあ家に帰った後、あなたはいつも何をしているのか」と追加で質問されたときは、「スマホでパズル系のゲームをしたり、ニュースアプリを見て時間を潰している」などと答えて切り抜けるのが妥当である。
 なぜなら、趣味の話題は、仮に相手と同じ趣味であっても、相手のこだわりが強くて喧嘩になる可能性もあるし(例えば、あなたと相手の両方がガンダムオタクだったとしても、ガンダムのどのシリーズが好きであるかや、どのキャラクターが好きであるかといった点で言い争いになる危険がある。)、また、不当な偏見につながりやすいという大きなデメリットがあるからだ(不当な偏見の例としては、「読書好きは根暗」、「一人で出来る趣味しか持っていない人間は協調性がない」などが挙げられる。)。
 もちろん、無趣味だと伝えると、つまらない人生を送っている人間だと思われるかもしれないが、趣味を伝えることのデメリットに比べれば大したことではない。
 なお、無趣味であることを伝えた後は、「自分は趣味を探しているから、良い趣味があればぜひ教えてほしい」という旨を伝えれば、聞き役に回ることによって、相手の趣味の理解者として振る舞うことができる。

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