ありがちな設定が人気な理由
はじめに
先日、結構久しぶりに青春恋愛小説というものを読んだ。
設定としては、地味系の男子高校生と派手な女子高生の恋愛を描いてものだった。
これは、割とありがちな設定だと思う。
いわゆる陽キャラと陰キャラという価値観や性格が合わないはずな2人が恋愛関係になるという割と他の作品でも聞いたことがある。
実際読んでみて、特に意外な展開もなく、予想の範疇のストーリーだったけど、普通に面白く感じた。
実際にこの小説は人気作のようだった。
ふっと思ったのは、
ありがちな設定なものって、展開が予想できるのになぜ引き込まれるのだろうか?
ということ。
そのことについて、僕の考えを述べていきたいと思います。
ゴールの見える安心感
ありがちな設定ということは、割とどういう展開になっていくのかが予想できるということだと思います。
展開が予想がつくということは、とてもつまらないように思える。
だけど、ここ最近の人気作やずーっと支持を受けている名作などはわりとありがちな設定で展開が予想がつくものが多い。
例えば、ドラえもん
ドラえもんのストーリー内容はいつも同じだ。
のび太がジャイアンにいじめられ、ドラえもんに泣きつく。ドラえもんの秘密道具を使って、のび太がジャイアンにやり返し、最後はのび太が調子に乗って、痛い目を見る。
過程や道具が違うけど、ほとんどがこの展開。
最近だと半沢直樹。
半沢が関わる仕事で他の登場人物の不正などが発覚し、半沢がそれに対して、正義のために向かっていく。その過程でいろんな登場人物に妨害されたり、裏切られたりしながらも、悪役に倍返しして、終わり。
この2つの作品の共通点は、
大筋と結論が視聴者に事前にわかっていること
人気作品って、意外とこの共通点が生きていることが多い。
人気歴史漫画「キングダム」は、春秋戦国時代の秦の中華統一への過程を創作を交えながら、描いた話だ。
これも、秦が中華統一することは分かっているし、その過程も歴史が詳しい人ならわかっている。それなのに今、大人気作品になっている。
これから、僕が出した仮説は、
ゴールや道筋があらかじめ、見えていた方が人気が出やすい
のではないかという説。
では、なぜこんなことが起こるのか?
また、考える。
ここでまた、1つ仮説!!
先が見えるからこそ、それに興味のある人が確実に引き寄せられるから
ではないかと思った。
僕は、高校まで野球をやっていたのだが、小中高、ほんとに野球漫画ばっかり読んでいた。
色んな野球漫画を読んだけど、実際の大筋や結論は変わりない。
ほとんどが高校野球の話で、才能のある主人公が弱小校に入って、挫折と成長を繰り返し、結果として甲子園に行くという話が多かった。
けど、当時の自分は、全部めちゃくちゃ面白いと思っていたのだ。
まあ、いまでも面白いと思うんですけど(笑)
まあ、つまり、何が言いたいかというと、結論や大筋が見えるからこそ、その大筋や結論が好きな人が集まってくるから人気が出やすいのだと思う。
半沢直樹なら、スカッとするような話が好きな人が集まり、キングダムなら歴史好きの人が集まるのだ。
まあ、そこから人気作という箔がつくため、元々興味のない人達も引き付けられ、ムーブメントを起こし、トレンドになったりするのだと推察する。
まとめ
ここで他で転用できるのは重要な要素は、
分かりやすさは重要ということ
ニッチな層から幅広くしていくことが重要ということ
急にビジネスっぽい話になったけど、こういう趣味から何かに転用させていくのは、とてもいいことだと思っているので、ここでこんな感じでまとめました。
ありがちな設定に人気が出る理由について、お話ししていきました。
好きなものを仕事にするという形は、直接的に関わるのでなく、こんな感じで趣味から仕事に転用していくのも方法だと僕は考えています。
就活を通して、趣味を仕事にというのにいろんな形があるなと思い、読書が好き、文章書くのが好きという好きなものをする時間を通して、こういう自分の生活に活かせる何かを見つけていきたいと思って、今もこういう投稿をしています。
これからもこういう感じも投稿していますので、良ければ覗いていってください!!
今日はここまでにて、読んでくださった方、ありがとうございました。
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