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〜物語を作る全ての人へ〜 ストーリーエディタ NoveLand 正式版リリース!

長らくβ版としてサービスを提供してきたNoveLandですが、ついに正式版をリリースすることができました!

β版の開始日が2023年8月27日だったので、今日までおよそ9ヶ月間でした。
当初はデザインが今よりももっと粗かったり、最低限の機能しかありませんでしたが、正式版のリリースまで131回のアップデートにより改善され続けてきましたので、その機能の一部をご紹介します。

機能紹介

キャラクター/オブジェクト管理

NoveLandでは執筆するにあたって、まずはキャラクターとオブジェクトの登録を行います。
オブジェクトとは、キャラクター以外のその物語に固有な物の名前のことです。例えばハリーポッターでいうと、「ホグワーツ魔法魔術学校」や「エクスペクト・パトローナム」が該当します。

キャラクターとオブジェクトにはそれについてのメモを残せるのはもちろんのこと、設定項目を自由にカスタマイズすることが可能です。
こうしてカスタマイズされた設定項目は画像のようにテーブル形式で表示され、設定画面も横からパネルが出てくる形式で表示されるため、他のキャラクター/オブジェクトの値と比較しながら設定することができます

そして、こうして登録したキャラクター/オブジェクトが本文中に登場することによりNoveLandの本領が発揮されます。

キャラクター/オブジェクトの本文埋め込み、発言者設定

キャラクター/オブジェクトを登録したら本文を書き進めていくのですが、執筆画面では画像のように発言に対してキャラクターを割り振ったり、キャラクター名と同じ単語とキャラクター/オブジェクトと結びつけたりします。

これをやることにより、

  • 左のエピソード一覧で各エピソードの登場キャラクター/オブジェクトが一目で分かるようになり、目的のエピソードが探しやすくなる

  • 右のインスペクタで執筆中のエピソードに登場するキャラクター/オブジェクトの情報を確認することができる

  • 本文の青くなっている文字の箇所や、インスペクタのキャラクター/オブジェクトをクリックするとダイアログが表示され、その場で情報を変更することができる(画像参照)

ただ、発言者の設定や本文への埋め込みは全て手作業で1つ1つやっていく必要があり、これにはやはり少し大変さが伴います。
ですが、少しでも設定しやすくするための機能がNoveLandには用意されています。

方法はいくつかあるのですがここでは一番簡単なものを紹介します。
登録済みの名前と同じ単語が登場したら以下の画像のように下線が引かれるので、マウスカーソルを当てて表示されるメニューから置き換えるか、「すべての警告を解決する」を押して一括変換するだけです。
(実際このサンプル画像の本文はChatGPTで生成した物なのですが、一括変換で本文に埋め込んだため、かかった時間は発言者を設定する時間のみです)

普通に文章を書いてから後で本文中にまとめて埋め込むことができるので、テキストエディタと同じ感覚で書き進められます。

プロット

プロット画面ではカード形式でセクションを作成し、そのセクションの中にエピソードを追加していく形式を採用しています。

特徴としては、以下のようなものがあります。

  • 矢印や、登場キャラクターのアイコンがあることで、物語の流れを俯瞰して見やすい

  • 分岐を表現できるため、サイドストーリーと本筋のストーリーを分けたり、ノベルゲームに使用したりすることができる

  • ドラッグ&ドロップで順序の並び替えや、他のセクションへのエピソードの移動が簡単にできる

  • プロットのエピソードと執筆するためのエピソードが結びついているため、プロットの情報が古くなったまま放置されてしまうことがない

設定メモを残すためのドキュメント機能

本文中に直接登場する設定はキャラクター/オブジェクトとして登録しますが、それ以外のメモ書きとして残したいものについてはドキュメント機能を使います。

ただ、やはりどうしてもメモをたくさん取っていくと、そのメモがどこにあるのか段々とわからなくなってしまうと思います。
ですが、NoveLandのドキュメント機能ではこの問題を解消するための工夫が施されています。

まずはわかりやすいところでいうと、タグを設定し同じタグ同士でまとめることができ、表示の優先順位を自由に設定できるため、大事なものを上の方に表示させたりすることもできます。(画像ではTODO -> 伏線 -> 人物関係 -> 世界観の順で設定してあります)

また、このドキュメントはエピソードにピン留めしたり、キャラクター/オブジェクトと関連づけることができます。
そうすることで、画像のように執筆画面で上の方に表示されるようになります。

総括すると、メモを見つけたい時に、見つけやすい位置に表示してくれる、というのがこのドキュメント機能の魅力になります。


エクスポート機能

執筆した作品データを外部に出力するための機能です。

NoveLandの執筆画面では、ルビや傍点は見た目通りに振ることができるのですが、これを様々な小説投稿サイトに合わせた形式で出力することができます。

また、CSV形式でのエクスポートも対応しているため、ゆっくりムービーメーカーなどの動画編集ソフトやノベルゲームなどの台本として出力できます。

AIによる執筆補助

選択した単語の類語を検索する機能や、選択した段落の表現を言い換えたり、文章の続きを生成したりなど、AIによって文章の表現の幅を広げることができます。

類語検索機能
段落を言い換える機能

AIによる文章の生成については、あくまでも補助機能という立ち位置であり、生成する文言の単位は少なめに設計してあります。

プレミアムプランについて

正式版よりプレミアムプランに登録することができるようになり、フリープランでは制限されていた一部の機能をフルで利用することができるようになります。

この記事で紹介した機能の一部もプレミアムプラン限定のものが含まれていますので、詳細は https://novel-land.com/premium-plan をご覧ください。

Coming Soon…

まだリリースされていませんが、開発中の機能があり、そのうちの2つを紹介します。

執筆記録機能
自分がいつ、どの作品を何文字位執筆したのかを知るための機能です。
画像のような感じで書いた文字数が多ければ多いほど、色が濃くなるヒートマップ形式で自分の執筆記録を確認することができます。

空白ありなし両方に関して、追加された文字数と削除した文字数の両方を確認することができます。
自分の執筆傾向を知れる他、やっぱりたくさん埋まっていた方が気持ちが良いので、皆さんのモチベーションの維持に役立ててくれたら幸いです。

スマホ対応
長らくPC表示にしか対応していませんでしたが、現在少しずつスマホ向けの表示にも対応しており、現在対応予定の8画面のうち、すでに6画面がスマホ表示に対応しています。残るはプロット画面、執筆画面です。

これらが完了したら、PCでもスマホでも同期ができるようになるため、活用の幅がもっと広がるでしょう。
最初はブラウザだけですが、いずれはアプリ版もストアに出せたらいいなと思っています。


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