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miokopheliaさんの作品に感想を書きました!

この記事は「エデンの住人たち」などを書いている創作初心者マシュマロ見習いがみなさんが送ってくれた作品を読んで素直に感想を語っちゃう企画です!

今回は公開オッケーをいただきましたので素敵な作品を皆さんにも共有しちゃいます! 作品はこちら↓

以下はマシュマロ見習いの感想を含む本文となりますのでぜひ事前に上のURLから作品を読んでください。

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こちらですが、見習い二度ほど泣いてしまいました……。
やっぱり親子が再出発していくところはどうしてもうるうるしてしまいましたね……。でも、このお話のすごいところは、全然そこで終わらないことですよね!

初めは智が健気だなあと思って読んでいたのですが、智の大人びた様子が単なる性格ではなく、環境によってそうならざるを得ない状況なのではないかと思い始め、次第に「智はこの家で新たな母親となることを強いられているのでは……?」と思いました。そこで、「なるほど、親子で仲直りして、本来の子どもに戻る物語か!」と安心して読み進めていました。

しかしその後の親子が抱き合うシーンで、智はただ父親に抱きしめられるだけでなく、涙を引っ込めて強く抱きしめ返しているのをみて「これは智が子どもを取り戻す物語ではなかった!」と思いました。それだけではなくて、きちんと父親のことも大切にしていて、二人が支え合ってあの家で再出発を図る物語だったのだ!と思いました。すごい!と思いました。
いやあでも、よかった、二人ともうまくいきそうで、めでたしめでたし。

と思ったらまだまだ話は続いていました……!
智が高校生になって、世界が広がっていくところは、今まで田舎や家の閉鎖的な空間が描かれ続けたこともあり、見習いも爽快感というか、共感しながら読んでいたのですが……。それに伴ってどんどん「家」が「田舎」になっていっていることにさみしさも覚えました。

最後の雪解けを「春を待つポジティプなもの」として扱うのではなく「溶けかけの汚い雪」と捉えるところは本当に驚きました……! 確かに溶けかけの雪って汚いんですよね……。そこでやっとタイトルの意味が分かり、あまりにも切なくなってしまいました。夢はきれいに夢のままの方がいい時もありますよね……。智の成長の一方、大切なところでは連絡を取り合ったり助け合う変わらない家族の絆はみていてとてもほほえましかったです。でもやっぱり変われば取り戻せないものもあるんだな……、とさみしさが残るお話でした。あまりにもリアルで気持ちをぶんぶん揺さぶるお話でした! 今回も素敵なお話をありがとうございました!

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