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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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#井筒俊彦

井筒俊彦「創造不断——東洋的時間意識の元型」(『コスモスとアンチコスモス』)/頼…

☆mediopos3433  2024.4.11 10年ほど前の刊行になるが KAWADE 道の手帖『井筒俊彦』に 頼…

KAZE
2週間前
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戸谷洋志「連載 メタバース現象考 ここではないどこかへ 9」/加藤直人『メタバース』…

☆mediopos3391  2024.2.29 戸谷洋志「メタバース現象考 ここではないどこかへ」 第9回は「…

KAZE
1か月前
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文 細谷功・絵 ヨシタケシンスケ 『やわらかい頭の作り方――身の回りの見えない構造…

☆mediopos3293  2023.11.23 だれも頭をかたくしたいとは思っていないし じぶんの頭がかた…

KAZE
5か月前
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小野純一『井筒俊彦/世界と対話する哲学』

☆mediopos3251  2023.10.12 慶應義塾大学出版会から 井筒俊彦に関する重要な研究書が 二冊…

KAZE
6か月前
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安藤礼二『井筒俊彦 起源の哲学』/安藤礼二「空海 連載第十二回 第八章「平城」」

☆mediopos3237  2023.9.28 『折口信夫』(二〇一四年) 『大拙』(二〇一八年)に続き 安藤…

KAZE
7か月前
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恩田侑布子『星を見る人 日本語、どん底からの反転』/『続続・荒川洋治詩集』

☆mediopos3223  2023.9.14 『渾沌の恋人(ラマン)』に続く (mediopos2786(2022.7.4)でと…

KAZE
7か月前
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レザー・アスラン『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』/井筒俊彦『スーフィズムと老荘思想 上』/山本直輝『スーフィズムとは何か』/ダリル・アンカ『BASHAR(バシャール)2017』

☆mediopos3201  2023.8.23 『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』の著者 レザー・アスランは本書で 〈神〉をめぐる人間の心の世界の歴史を辿っているが それは 「〈神〉を、超能力を持った老人のように思っていた」 子ども時代から 「〈神〉を完全な人間と想定する敬虔なキリスト教徒」へ そして「純粋な一神教を信奉するムスリムの宗教学者」へ さらに「造物主である〈神〉と その被造物のあいだの境界を取り払うしかないと考える イスラーム神秘主義者(スーフィー)」

川村悠人『ことばと呪力 ヴェーダ神話を解く』/井筒 俊彦『言語と呪術』

☆mediopos2761  2022.6.9 「光あれ」という神のコトバが 光を生んだように 初めにコトバが…

KAZE
1年前
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黒崎 宏『「絶対矛盾的自己同一」とは何か/続・「西田哲学」演習』

☆mediopos2687  2022.3.26 黒崎宏といえば ウィトゲンシュタイン研究だが その研究がユニー…

KAZE
2年前
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河合隼雄『夢・神話・物語と日本人: エラノス会議講演録』/河合隼雄『宗教と科学の接…

☆mediopos2684  2022.3.23 河合隼雄には井筒俊彦のように エラノス会議での講演録がある …

KAZE
2年前
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四元 康祐『日本語の虜囚』/シンポジウム「詩の翻訳、詩になる翻訳」

☆mediopos2658 2022.2.25 ドイツ在住の詩人の四元康祐は 「詩は翻訳、翻訳は詩。  これら…

KAZE
2年前
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西平 直 『西田幾多郎と双面性 (東洋哲学序説) 』

☆mediopos-2493  2021.9.13 論理はどこから生まれるのだろう 西田幾多郎は「論理」が生ま…

KAZE
2年前
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竹村牧男 『唯識・華厳・空海・西田/東洋哲学の精華を読み解く』

☆mediopos-2482  2021.9.2 今回は 個が個でありながら 個を超える「東洋哲学」の話 南方…

KAZE
2年前
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井筒俊彦・遠藤周作「文学と思想の深層」

☆mediopos-2465  2021.8.16 井筒俊彦の対談・鼎談は 中央公論社からでていた著作集のなかに 収められている9編しか残っていないようだ (『叡智の台座』に収められた6編に さらに3編が追加されている) その最初に置かれているのが 遠藤周作との「文学と思想の深淵」という対談である そこでまず論じられているのは セム的な一なる人格神への信仰と 東洋的な信仰との対比である 新約聖書・旧約聖書・イスラームに 共通して働いている「セム的」なものには 人格的一