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そのキス、ちょっと待った!〜「友情好き」への配慮と対策〜


恋愛映画は美しいものです。

ヒーローとヒロインが互いに惹かれ合い、数々の障害を乗り越えて、ラストシーンでは情熱的なキスを交わす。
その眩しさに、皆が見惚れてしまいます。

そして眩しさと言えば、私が推しに推しているジャンル、バディ映画も負けていません。

真反対の性格を持つ2人が、共に障害を乗り越え友情を深め合う様子に、胸が熱くなります。

ですが、これらの映画について、1つ物申したいことがあるのです。


それは、

【"友情"と"恋愛"には違った良さがある】

ということ。



なぜこんなことを急に主張したのか。

実は、バディ映画の中には「最終的にバディが恋人になる作品」があるのです。
特に男女のバディ映画に多いようです。

しかし、バディ映画に「純粋な友情」を求めている人だっています。(以降「友情好き」と呼びましょう)

何を隠そう、私もそのうちの1人。
バディだと思って観ていた2人が恋愛関係になったりしたら、ショックでその日1日は動けなくなります。

だからこの記事では、そういった
「バディ映画だと思ってたのに!」という悲劇を減らすための、私なりの対策を伝えていこうと思います。

バディ映画が好きな人もそうでない人も、ぜひ一度は目を通して頂けると嬉しいです。


※「『最終的に恋愛映画になるバディ映画』があってはならない」と言いたい訳ではございません。どんな作品が好きかなんて、本当に人それぞれですもんね。

  • この記事はこんな人にオススメ

★これから記事で色んな人に映画を紹介したいと思っている人
★恋愛が絡まないバディ映画が観たい人

それでは早速紹介していきましょう。



①映画を紹介する


まずは、映画を紹介するときに意識して欲しいことを挙げていきます。

最後まで恋愛関係にならないか

これは簡単なことですが、すごく大事なことですね。

映画の中には、途中までバディだと思っていた2人が、ラストシーンでキスをしたり、急に告白したりするものもあります。

それを考慮せずに、「この映画、いいバディ映画だったよー」とオススメしてしまうと、例の悲劇が起きるのです。
実際私も、数々の記事にこれをやられました。

そこで、私からひとつ提案させて頂きます。

  • こういった映画を紹介する時は、
    「バディ映画」としてではなく、単に「名作映画」として紹介する。

いかがでしょうか。「名作映画」と言えば、様々な人に紹介出来ますよね。「友情好き」が1番恐れている「バディ映画だと思っていた」という自体にはならないと思います。

BLとブロマンスの違い

次は、「BL」と「ブロマンス」について。
意外と混同されがちですが、実はこの2つ、全く違う意味の言葉なのです。

細かいことを指摘するようですが、この2つの違いを知ることは、「友情好き」への配慮にも繋がります。この記事を通して、少しでも理解していただければと思います。

・BLとは

BL(ボーイズラブ)とは、男性同士の恋愛模様を題材とした漫画や小説などの作品のジャンルを示す言葉です

https://www.trans.co.jp/column/oshikatsu/bl/ 
  • ブロマンスとは

ブロマンスとは、英語圏で生まれた 「Brother」 と 「Romance」 を掛け合わせた造語で、「男性同士のアツい友情」 という意味の言葉です。

テレ東プラス「ブロマンスが来る?BL(ボーイズラブ)とも違う『男の関係とは』」より


まとめると、BLは「恋愛関係の男性」を指すジャンルで、ブロマンスは「親友同士の男性」を指すジャンルのようです。

この2つがごちゃごちゃになっていると、映画を紹介された人が困ってしまいます。
実際、ブロマンス映画特集にBL作品が取り上げられている記事を見かけたことがあります。そういった記事は、見た人が誤解したり、混乱したりする恐れがあるのです。

ぜひ映画を紹介する際は、意識してみてくださいね。

②映画を選ぶ

次に、「友情好き」が映画を選ぶ際、どうしたら悲劇を防げるか説明していきます。

監督で選ぶ

これは限定的になってしまいますが、かなり有効な方法です。

同じ監督の作品ならば、たとえ違う題材を取り扱っていても、主義や美学は大きく変わりません。

バディもので言えば、ガイ・リッチー監督などが分かりやすいのではないかと思います。

その監督が「友情」に重きをおいている人だったなら、作品でバディが恋愛関係になることはほとんど無いでしょう。

レビューを見よう

バディもの、特に男女のバディを見たいときは注意が必要です。
(同性バディが恋愛関係になる作品もあるので、一概には言えませんが…)

前情報無しで見たい気持ちも分かりますが、もしあなたが「友情好き」ならば、ネタバレ無しのレビューをしっかりと確認するべきでしょう。

またこのアカウントでは今後、バディ映画をメインに、ネタバレ有り無し両方で感想記事を上げていく予定です。ぜひ参考にしてください。

さいごに

以上、私の考える「友情好き」への配慮と対策でした。

もしこの記事を気に入っていただけたならば、スキやフォロー等して頂けると今後の励みになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さん、ぜひ良いバディものライフをお過ごしください〜


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