マルジャラ・ビダラ〜手のアレンジ〜
前回、マルジャラビダラのアーサナについて、説明していきました。
下記の記事ですね。
でも、これだと麻痺が強い方にとっては、どうやってやったらいいのか迷うポイントがいくつかあるハズです。今回は、そのポイントとその対処方法をお伝えしていきたいと思います。
ポイント1:どうやって麻痺側の手をつく?
片麻痺がある方にとって、ヨガを行う上で大変なのが、
「手をつくこと」だったりします。
マルジャラ・ビダラの開始姿勢は四つ這いですので、この四つ這いをとるだけでも大変!すごく疲れる!!という場合もあります。
そこで工夫したいのが「手順」
四つ這いは手と膝をつく位置が決まっていますが、この中でまず麻痺側の手からつくことをオススメします。
そのついた手を基準に、他をポジショニングしていきます。
<写真の説明>
①麻痺側の手を伸ばしながらつける
②麻痺側の膝をお尻の下へ
③健側の手と膝をつく
④手脚や背骨を伸ばす
麻痺側の指が自分では広がらないという方も、このやり方だと四つ這いまでいきやすいですね。
ポイント2:麻痺側の手が曲がってきてしまう
手をついたはいいけど、他の手足をポジショニングしているうちに、また指が曲がってきてしまうということがあります。
こういう時は、肩の下に手を置くのではなく、本来手をつく位置の真ん中に両方の手を置いてみましょう。そして、上から健側の手で抑えてあげます。
指だけでなく、肘そのものが曲がってしまうという方にも使えます。
ポイント3:痛くて麻痺側の手を広げてつけない
普段の手や指の曲がりが強い方は、広げた手に体重をかけると伸ばされすぎて痛かったり、関節に痛みを感じる方もいますね。
そういう時は、手を広げるのではなく、グーのままでマットについてみましょう。
個人差があるので、いろいろ着き方があります。
こんな感じで。。。
その1:前向きに着く
その2:内側を向けて着く
指の関節は細く繊細なので、決して体重をかけすぎないようにします。
その3:肘をつく
また、手の下にタオルを敷くことで、接地部分の痛みが起こらないようにしましょう。
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