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脳梗塞ヨガレッスンの感想、から感じたこと

リハビリってとても大切なこと。

その方に必要なことを見極めて、
その方が気づいていないことに対しての
アドバイスも行なっていく。。。

理学療法士として病院で働いていたときに
微塵も疑わず一生懸命にやっていたこと。

でも、あれって本当に正解だったかな?って
今は思う。


それは、脳梗塞ヨガを受けられる方と
話していて感じてきたこと。

今日はそのことを書いていきたい。

まずは、利用者さんの感想。
口頭で話して下さったものを私がタイピングしています。

ここから↓

「体ももちろんほぐれるけど、心が何よりほぐれる。

ヨガの後はゆったりとした気持ちで過ごすことができて、

ギスギスする気持ちが晴れてる。

それに、朝は色々とやらなきゃって思うけど、

身体も起ききってないし、買い物なんかもいかなきゃ。。。

って思うけど、ついダラダラ過ごしてしまう。

でも、ヨガの後だと、今から行こう!って行動できる!」



このほか、その回のテーマとして行ったことなんかを
日常から意識するといいということを気づいてもらえている。

例えば、本日行った足の裏の意識。

「麻痺足の足の裏を床につけておくっていうの、

座ったときにはしてなかったなって思いました。

普段からやっておくといいよね」とか。

こちらが促したわけではないのに、
ヨガを通してこんなに大切な自らの気づきがある。


こんなことをやり取りしながら気づいたのです。

私が病院でやっていたことは

「どうやってするか」つまり「do」

この方が話して下さったのは、

「どう在るか」つまり「be」


どちらもすごく素敵なことなんだけど、

この「在り方」なしにどうやってするかを考えても
きっとズレてしまう事も多いだろう。

この方は、

「穏やかにありたい」

そして

「フットワーク軽くいたい」

のです。


家に過ごすために必要な動作練習を繰り返しやる
事も現実には必要なことになるのだけれど、

どの時期か、ということでやる事も
変わるとは思うのだけれど


この、どう在りたいか、の気持ちに寄り添いながら
何をどう練習していくかを考えたら、
きっと患者さんのモチベーション、
かなり上がることだろう。。。

若かりし頃の私、それができていただろうか。。。
正直ちょっと自信ないw


でも、今からでも遅くない。

気づいたのだから、これからやっていこう。

ヨガを通して、
私と話すことを通して、
「生きる」ということが楽しいと感じてもらえたら、
これ以上の喜びはない。

今日は素敵な気づきをありがとうございました。
これは、脳梗塞ヨガだけでなく、普段のヨガのレッスンでも
心がけていきたいな。

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