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なぜ一人暮らし男性は果物を食べないのか

26歳無職である。

女性諸君、一人暮らしの男性と果物の話をした際に「あれ?思った以上に盛り上がらないな…」「果物の話に全くついて来れてないな…」「でも果物は嫌いじゃないらしいし…」と思ったことはないだろうか。

深掘りしてみても、実家にいた頃は食べていたが、一人暮らしを始めてからはほとんど食べていない、という回答が来ることが多いのではないだろうか。

今回はなぜ一人暮らしの男性が果物を食べないのか、一人暮らし歴5年以上かつ男性である私が解説していこうと思う。

私は決して果物が嫌いなわけでは無いが、たまにバナナ、リンゴ、ミカン、ナシくらいなら買うくらいである。頻度としても数ヶ月に一回買うかどうか、である。

これでも同じ境遇の男性の中ではよく買っている方なのでは無いかと思う。人によっては、「一年間で食べた果物が、居酒屋のレモンサワーに入ってるレモン果肉しかなかった」という人もいるだろう。

なぜそこまで買わないのか、女性諸君は疑問に思うかも知らないが、そこには様々な理由がある。

理由1 高い

シンプル貧困である。そのお金があるなら肉を買うよ〜と毎回思う。しかも、果物は食事のメインではなく、おやつや夜食と言ったサブで摂取する。

そのため、食費としては本来かからないお金であるため、心の中の財務省はそうも簡単に出費を認めてくれない。「どーしても買うなら、それをおかずに米を食え」と言わんばかりの形相をしてくる。

理由2 手間がかかる

主に皮、種問題である。理由1を聞いて、「それなら普段食べているお菓子代を回しなさいよ」とお姉様方は感じたかもしれないが、お菓子と違って皮剥きや種取りなどの手間が非常にかかるのである。

しかし、リンゴやナシなどの丸かじりOKタイプや、ミカンやバナナなどの皮剥きベリーイージータイプは例外となり、冒頭に述べたように数ヶ月に一度購入されるのだ。

理由3 でかい

スイカやメロンなど、デカすぎる。
しかも、冷やした方がうまいので冷蔵庫に入れたいが、一人暮らしの冷蔵庫は小さすぎる。こちとらキャベツやレタスを入れるだけでヒイヒイ言っているのである。常温保存もありかもしれないが、すぐ腐る。
実家ではすぐに消費されるが、一人暮らしの消費スピードに果物が追いつかないのだ。

理由4 スムージーを飲まない

基本的に男性はスムージーを飲まない。ましてや自分で果物を買ってきてスムジることはない。
「またまた〜、たまにはスムジりたくなるでしょ」
と思った女性諸君もいるかもしれないが、見事に無いのである。理由は謎だ。

ぜひ今度身近な男性に聞いてみて欲しい。

理由5 なーんか虚しくなる

これは恐らく私だけの理由だが、私の実家では「果物を食べる」行為はイコール一家団欒であった。
そのため、一人真顔で果物を食べると、なぜか虚しさ、寂しさに襲われる。スイカなんて食べた日には、シンクに吐き捨てた種の「コロン!」という音が寝る直前まで耳から離れなくなるだろう。

以上が、一人暮らし男性が果物を食べない理由だ。
これを知っていれば、男性と話す際により円滑にコミュニケーションが取れるだろう。少しでも役に立てたなら幸いだ。

最後に、私が今後に期待するのは、果物のバナナ的進化である。全部の果物がスティック状、かつ皮が簡単に剥けるように進化すれば、もしくはゴチゴチに遺伝子を組み換えれば、もっと気軽に様々な果物を摂取できるようになるだろう。


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