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新説・アリとキリギリス
勤勉なアリは、冬を越すために必要なものを春、夏、秋と集めては貯めていた。
キリギリスはというと、冬を越すよりも前に荒んでしまいそうな心を慰めるために歌を歌っていた。
「何故冬の準備をしないんだ、遊んでばかりで情けない!」
「遊んでいるわけではないさ。そうだ、君達のために歌うから何か食べるものを分けてくれないか?」
アリは、馬鹿馬鹿しい!とあしらってせっせと働く。
キリギリスは相変わらず歌
会然TREK 2K20▼02を見た馬の骨ではないファンのぼんやり日記
表題のライブを見るために栃木から大阪へ大移動する私の話ですが読み応えはないぞ〜〜〜!!!
さて、前置き
今回のライブツアーが発表された時点で私はギリギリGN会員になっており、しかも別件で九州へ旅行してもおり、名のある神社で絵馬まで書いてきてチケットを血眼で取りました
ありがたいことに参加できるとあって、しかも2020年明けでわりとすぐだし!とワクワクでみっちり着付けの練習をしてまで着物も着た
お兄ちゃんは僕の未来と心中した
10も離れた弟は、世界に望まれて生まれたような天才だった。
かたや兄の俺は、自分の人生が50年先も流れ作業みたいにつまらなく進むことが分かってしまっていた。
絵を描けば賞を貰い、作文を書けば賞を貰い。
驕らず、誰にも優しく接して、慕われる。
たった6歳の弟には豊かに枝分かれした未来が用意されていて、父母もその行く末に自らを投げ打つ覚悟すら見せていた。
俺の、俺のものだった道を一本になるま
100階建て百貨店のフロアにいる賢者
「オニイチャン、ここには何回来たの?へえ、初めて!いつも買い物はどこでするの?ここ変なとこだろぉ?細長くて、ああ、俺ァここに詳しいんだけどサ、来るやつみィんな目的のモノが見つけらんなくってね、ここでうろうろしてんだよ。
フロアーマップっての?あんなのね、ずっと探しててサ、いやね、受付のオネエチャンに聞くと分かるんだけどあれもバイトでやっすい給料分しか働かねェのよ!70階辺りかと存じますぅ、なんて
昨日会ったあの男は星の王子様だったかもしれないと、起き抜け午前8時45分の私は思う
こんにちは、と声を掛けられた。
やる気のない男というラベルを自分に貼り付けてファミレスでぼうっとしていただけの私を、話しかけることのできる対象と認知したのだ。それはほとんど酔狂なのだろうが、自称やる気のない男はラベルの通りに動く。
立ち尽くしている彼の、テーブルにだらりともたれかかる私への視線は少々異質だ。
「何か御用ですか」
「ええ、まあ。あなたはこの石を見てどう思います?」
にこにこ