見出し画像

クラフトビール初仕込み!

先日11月22日に、弊社スタッフのキビンが醸造研修をさせていただいている丸亀市のミロクブルワリーさんにてオリジナルビールの初仕込みをしました!
私たちはまだ醸造施設を持っていないので、OEMの形での醸造です。
レシピはキビンが作りました!研究熱心なキビン渾身のレシピです。
初めての仕込みなのでサンプル醸造のような位置づけですが、とはいえ仕込み量は500L。
思い通りのビールができるかドキドキです。

糖化釜にモルト投入中キビン


今回初仕込みに選んだのはセゾン(saison)というスタイル。
Farmhouse Aleの別名を持ち、ベルギーの農民が夏の農作業の合間に飲むビールを冬の農閑期に仕込んだのがルーツと言われていて、「農業を中心としたまちづくり」を背景にクラフトビール事業のスタートを切った私たちにはぴったりのビールです。
セゾン酵母を使ってつくるビールがセゾンビールの定義なのですが、セゾン酵母は独特のフルーティで芳醇な風味を持っています。
また、農作業の合間に喉を潤すことが求められていたというルーツもあってかアルコール度数は比較的低く、飲みやすい味わいのものが多いです。


実は私、個人的には一番好きなビアスタイルがセゾンなんです。
私がクラフトビールに魅了されるきっかけになったのがセゾンです。

まだクラフトビールにあまり飲みなれていなかった頃、クラフトビールといえばIPA?スタウト?という感じで聞いたことのあるスタイルを試してみてたんですけど、あれってクラフトビール初心者にはちょっとクセ強いんですよね。
苦いと思いながらも「絶対私はカシオレなんか飲まんぞ」と自分の中で謎の決意をし、頑なにビールを飲んでた若かりし頃の飲み会を彷彿とさせるクセ……不味い訳じゃないけど心から美味しいとは思ってなくて、ちょっと強がって飲んでるみたいな。
(あの時頑なにビール飲んでたおかげでいつの間にかNo Beer No Life, ビールLoveLove人間になってたんだけど。)


いいんです、そんな余談は。



クラフトビールにまだあまり慣れてなかった時に私はセゾンというスタイルに出会いました。
初めてセゾンビールを飲んだ時、その味わいの優しさに驚き、クセがすごいだけがクラフトビールじゃないって気づきました。
ビールって必ずしも苦い訳じゃないんだ。こういうパターンもあるのか…。
ビールの固定概念が変わりましたね。

それからはもっと色んなビアスタイルを試してみたくなって、それぞれのスタイルに合った飲み方があることも知って(それまで喉越しクゥーな飲み方しか知りませんでした)。
そしたらクセ強いよな~と思ってたスタイルのビールも強がりじゃなく心の底から美味しいと思えるようになってきて。

ほんと私がクラフトビールに魅了されるきっかけになったのがセゾンなんですよね(2回目)。


そう、何が言いたいかというと、クラフトビール初心者・クラフトビールが苦手な方にも飲んでいただきたいビール。クラフトどころかそもそもビールが苦手な方にも一度試していただきたいビール。それがセゾンなんです。

今回の我々の初仕込みビールはそこに更にレモンを加え、爽やかさ飲みやすさアップ↑↑で行きます。
レモンはもちろん、100%王越産です!
原料段階で30kgものレモンを農家さんから分けていただき、レモンの渋みがビールに出ないよう、皮と実の間の白い部分は丁寧に手作業で取り除きました。



発酵前の麦汁のテイスティングは上々。
香ばしい麦の味わいも感じられて、クラフトビール好きにも気に入っていただけそうな麦汁に仕上がっていました。
これから約3週間かけてセゾン酵母ちゃんが良い働きをしてくれることでしょう!
我ながら期待値爆上げしすぎていますが、麦汁のテイスティングした限りではキビンの想像通りのビールが出来そうです。
完成が本当に楽しみ!

発酵前の麦汁。まだ炭酸もアルコールもありません。


今回の初仕込みの様子は動画に収めましたので、編集出来次第インスタのリールでアップします!
動画編集もまだまだ不慣れなもんで、アップまで少々時間がかかるかもしれませんが、ま、なる早で頑張ります(笑)

では今週はこの辺で、また来週😊



おまけ:ホップ投入中の私
(手伝ったのこれだけ)
(サボってないよ撮影に徹してたからね)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?