見出し画像

【限定公開】独立したての個人事業主は儲かるか?

2021年も気付けば早5ヶ月が経過。
今年1月~5月までの活動を振り返りながら、会社員との比較をもとに個人事業主についてまとめる。
これから独立や転職を考えている方はもちろん、個人事業主で新たな収入源を得たい方はぜひ一読頂けると幸いです。

結論

私自身、今まで3社の毛色の異なる会社で働いてきた。
流れとしては、日系の老舗企業→外資系のコンサル企業→農業ベンチャー
収入形態は三者三様で福利厚生も大きく異なってきた。
収入や労働単価という観点から比較すると、「個人事業主が一番良さそう」というのが、いまの実感である。
なぜなら、個人事業主の大きなメリットは単価の設定が自分次第ということである。
(もちろん、経費をコントロールすることで、所得税や住民税を抑えることも可能)

思い切って内訳を公開

私自身、独立してからは「複業」として大きく下記の3つの軸で活動。
①農業コンサル業:農業ベンチャーや農業への新規参入企業への戦略立案や調査を提供
②その他コンサル業:マーケティング戦略立案や組織づくり
③不動産賃貸業:ワンルームマンションやアパートの大家業

それぞれの利益を5月時点で算出し、割合を円グラフにした結果、ざっくりと3分割された形となる。

フリーランス_営業利益割合

一番割合が大きいのは、不動産賃貸業である。
以前のnoteでも紹介したが、借金をして投資しているため、キャッシュフローは出ているが30年ローンであるため、ローンを完済するか物件を売却するまで結果は何とも言えない。

次に農業コンサルであり、これは1月から安定的に仕事を頂いているため安定収入の一つとなっている。
その他コンサルは最近受注した案件であるが、これから伸びていくため、年末にかけてさらに割合は大きくなることを予想。

今後の見込み

労働時間と単価の比較

個人事業主のメリットは何と言っても労働時間をコントロールすることができる点である。
極論、土日に働いて月曜に休むことも自分次第である。
5ヶ月の実働時間と単価を項目ごとに見える化してみた。
※不動産賃貸業はほとんど時間を使っていないため除く

労働総時間と単価

コンサル案件は今のところ単価5,000円以上をキープ出来ている。
過去一番収入の多かった外資系のコンサル企業でも、単価3,300円程度であったため個人事業になることで単価は高められると言える。
もちろん、会社であれば様々なバックアップ体制※があるが、個人事業主はすべて自分の責任で自分で調整する必要がある。
※経理による請求書の処理、総務部による給与や税金の計算、会社による福利厚生や保険

これらを厭わないのであれば、個人事業主は労働時間を増やして手取りを増やすこと、もしくは、労働時間を減らして会社員と同等の手取りを維持することは可能。

メリットはいくつかあるものの、個人事業主は1000万人前後を推移しているのが現状である。
ではなぜ、会社の安定感が揺らぐ昨今でも、個人事業主はそこまで増えていないのか?

それはやはり、個人事業主はどうしても安定度の欠けやすく、会社員がクレジットカードや銀行ローンを組みやすいという理由に繋がる。

安定化のためにいかに新たな挑戦や出会いをもとに収入源を増やしていくか

私が毎朝お世話になっている、リベ大学長のYouTubeでは、その安定度の観点を詳しく紹介してくれている。

ポイントは、個人事業主は「将来の見込み収入から20%を割り引いて計画を作る必要がある」という点である。
一方で、会社員の場合は倒産やリストラに合わなければ、現状維持もしくは多少のベアは実現できるため、割引率は1%で良いということである。
例えば、来年1000万円の見込みのある個人事業主は800万円の現在価値であり、会社員は999万円とかなりの開きがあるように見える。

では、今後も同様の傾向が続くのだろうか?
私の見解ではそれは転換点を迎えていると考える。
なぜなら、昨今は稼げる会社と稼げない会社が二極化してきており、会社員であっても安泰と言えなくなってきているからである。
さらに、ITエンジニア の場合、会社にとって雇用リスクや経費面を考えると個人事業主の方がメリットがあるため、案件がどんどん増えているという背景もある。
そのため、会社員の割引率1%は業界や業種や会社の勢い次第で上がり、個人事業主の割引率20%は個人の努力次第で下げられる。

私自身、割引率を減らす工夫としては大きく3つの取り組みをしている。
1.新しい事業や仕事に挑戦してスキルアップを続ける
2.ブログやSNSでの発信により新たな人たちと繋がる
3.伸びている業種や会社を把握してアプローチする

新しい挑戦を続けていれば、新たな出会いの機会を得ることができ、それがゆくゆくは案件に繋がるという循環が理想的である。

会社員が副業を複数持つのは低リスク高リターン

とは言っても、なかなか会社員を辞めて独立するのはリスクがある。
そのため、やはりオススメは会社員をやりながら有給無給問わず、色んなことに挑戦するのはかなりメリットが大きい。
私の場合は退職後のあてもなく独立したが、それは得策ではない。

独立経験の豊富な方々とコラボで副業トークをしたので興味ある方は聞いてみてください。

これから独立や転職を考えている方へ

割引率を1%に近づけるための転職や、割引率の低い独立を実現したい方のお手伝いができればと思います。
詳しく案件のことを知りたい方、新しい案件を探している方、実際の収入がどのくらいか知りたい方はTwitterやInstagramからDMで連絡ください。

著書「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」の定義に沿って「やりたいこと」を考えるのもオススメです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?