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移乗動作の獲得を考える

みなさん、おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。
第539日目を担当する理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床13年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。


本日のテーマは『移乗動作の獲得』についてです。
リハビリテーションを進める上で、移乗動作はADLを遂行するために必要な手段の一つとなります。

歩くことは難しいが車椅子なら移動が可能という方は多く、そのために必要な動作の一つとして移乗動作があります。

移乗動作を獲得する上で、この前提を忘れないようにしておきましょう。車椅子に乗り移ることが目的ではなく、何かをするために乗り移るということを押さえておきましょう。


▶︎移乗動作の問題点

移乗動作は座った状態から立ち上がり、方向転換を経て別の場所に座るまでの一連の動作を指します。私の経験の中では、方向転換に問題を抱えて動作を獲得することができない方が多くいました。

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