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後方歩行を安定させるために〜足関節に着目した考え方①〜

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。

臨床BATON371日目を担当します脳外臨床研究会 触診講師・触診アシスタントの橋本一平がお送り致します。

そんな私が今回お送りするブログは後方歩行を安定させるために〜足関節に着目した考え方①〜をお届けしていきたいと思います。

前回のブログでは歩行速度をどうやってあげるのか?〜後方歩行を使った考え方〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。

*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。


 皆さんは応用歩行についてどのように考えて、臨床で評価治療していますか?
また、応用歩行は知っているけど、どのようにしてADL動作と結びつけていますか?

私が新人の時は応用歩行の練習は行なっていましたが、正直応用歩行と結びつけができておらず、なんとなく行なっているがほとんどでした。

応用歩行をどのようなADL動作にむすぎつければ良いのかもわからず、また、学校でも応用動作や応用歩行についても教わっていなかった為に、何をどのように見れば良いのか分からないというのが正直な思いでした。

それと同時に「とりあえず歩ければ、家に帰っても歩けるから歩く練習をたくさん行なって歩けるようになって帰ってもらおう」という考えもあり、応用歩行や応用動作を深く考え、評価、治療していませんでした。

しかし、実際に自宅に帰った際、患者様や家人様からの声として、

・家に帰ると歩けなくなった、、、

・リハビリや先生となら歩けたのに、、、

・家と病院では全然違う、、、

・歩く以外の練習をほとんどしていない、、、

という言葉を訪問リハビリに行って、聞かされて時に初めて衝撃を受けました。

実際に、病院で行なっていた歩行練習は「前方への歩行」がほとんどであり、自宅で使えるものになっていないことに気づきました。

自宅内での歩行においては、前方歩行ではなく、応用歩行や応用動作の方が多くなります。

その為に、自宅では転倒する危険性が高くなります。

その理由としては、
① 病院と違い、直線距離が短い

② 曲がり角が多い

③ 障害物が多い

④ 道幅が狭い

など多くの環境的な要素があるからです。

自宅を想定した歩行を獲得していく為には、自宅に合わせた、応用歩行や応用動作を主体とした歩行練習や動作に切り替えていく必要があります。

応用動作や応用歩行の理解を深めて、患者様の評価治療に繋げていくためにブログを書いていきますので、最後まで購読してみて下さい!!



はじめに

皆さんは後方歩行を臨床の中で評価していますか?
ただ、行うだけではなく、理解や分析しながら行えているでしょうか?

私自身も新人の時は、後方歩行を評価・分析を意識せずになんとなく後方歩行を行なっていました。

しかし、後方歩行は自宅で移動するために必要不可欠な応用歩行手段となります。

特に後方歩行時の足関節の機能は、前方歩行とは少し違いがあります。

後方歩行においても前方歩行と同様に足関節の機能が動作において重要な役割があります。

今回はそんな、後方歩行の足関節の機能に着目してブログを書かせて頂きます。


1、 後方歩行とは?


後方歩行を理解し、動作分析を行う為にはまず、後方歩行の正常歩行がどうなっているのか把握することで、分析や評価の質が上がりますので、まずはこの部分をしっかりと押さえてもらい、臨床の中で患者様をみてもらえたらと思います。

後方歩行についてのブログは過去にも基礎編など記載しているので是非みて下さい!

#臨床BATON 応用歩行


2、 後方歩行と足関節の関係性

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