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田舎のデイ起業セラピストが考える「予測的姿勢制御の治療を考える」

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
161日目を担当させて頂くのは、「田舎の一匹狼セラピスト」から「田舎のぼっちセラピスト」に変わり、今回は「田舎のデイ起業セラピスト」ところころニックネームが変わる、現在ちょっと優柔不断、決断力不足気味のPT貴田農士です。
(経営者になるのに大丈夫か・・・)

私事ですが、本年2021年の5月からいよいよ地元那須塩原市にリハ特化型デイサービスを立ち上げます。現在は介護士の従業員募集や建物の看板、ロゴマーク作成などの案件に奔走しています。引き続き倒れるなら前のめり精神で止まらず頑張っていきます!!

また、先月、脳外臨床大学校のサロン生対談セミナーにて山本秀一郎会長とデイサービス起業について話をしました。
サロン生の方はお時間あるときにぜひ、見たり、隙間時間(出勤、退勤時の車や電車の中などで)に聞いたりして頂けると幸いです。

さて、今回は「予測的姿勢制御の治療を考える」というテーマで書かせて頂きます。
予定としては予測的姿勢制御について初級編、入門編の内容にしようと思っていました。
しかし、先日栃木県のある研究会からのオンラインセミナーの依頼でこの予測的姿勢制御について基本的な内容を軸に話をさせていただきました。
今回はそのセミナーレポートみたいな形でも良いのかなと正直思いましたが、それでは少し発展性が無く、書いている中で自分もあまりわくわくしなかったです。そのため、今回は少し治療の話に振り切ってみたいと思いましたので、少々お付き合い頂けるとうれしいです。
(やはり、優柔不断、決断力不足の時期か・・・)

・はじめに


治療の話に振り切ると言っても一応、予測的姿勢制御(anticipatory postural adjustments、APA‘s)をざっくりと復習してから日々の臨床の中での治療の考え方を掘り下げていこうと思います。

セミナーで使用したスライドの一部を編集、改変してのせていますので、なんとなく目を通して現在のAPA’sに対するご自身の理解や解釈の違いなどを確認してみて下さい。

スライド2

スライド3

スライド4

スライド5

スライド6

スライド7

スライド8

スライド9

スライド10

スライド11

そして、今回はこの2つの文を切り取って臨床への展開を考えていければと思います。

スライド12

・APA’sはフィードバック反応によって修正される

では、早速治療の話をしていきましょう。
APA’sはフィードバックにより修正されるといわれています。
では、このAPA’sに対してフィードバックをしているものは何でしょうか?

答えは多種の感覚です。

皆さんもMassion jという方のpostural control systemの図を一度は見たことがあるかもしれませんが、その中にはmultisensory inputs(多種感覚入力)という形で5つ定義されています。
1:視覚
2:前庭感覚
3:固有感覚
4:表在感覚
5:重力感覚(重力受容器、内臓感覚など)

よってこれらの情報を本人の経験などによる感覚の重み付けを考慮しながら、過剰に取り過ぎてしまっているもの、不必要なものを抑制したり、更に強化したり、足らないもの、新たにとってほしい感覚、気づいて頂きたい感覚情報をどう強調していくかということを考えることが重要になってきます。

スライド13

強調していくとは、どんな方法かといいますと
例えば、筋緊張を高めたい筋紡錘への触圧刺激(ハンドリング)であったり、関節包や筋紡錘に対して四肢の重さや長さを知覚させやすくするための圧刺激や物品使用によるアクティブタッチであったり、言語教示によるどの感覚モダリティへ注意を向けるかであったり(例えば、自己の内部、皮膚感覚や圧の感覚、筋を使っている感覚に注意を向ける声かけ、自己の外部、下肢の支持であれば床の硬さなどの変化、非麻痺側との左右差などへ注意を向ける声かけなど)、はたまた装具で高めたいところ以外の自由度を制限したり、制動したり、電気刺激したりなど様々だと思います。


そして、まずここで私が重要だと思っていることが3つあります。

(3つもあるんかい・・・)

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