見出し画像

環境を知る重要性!~ドアの形状とステップ動作について~

臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。506日目を担当させて頂きます。大阪の回復期リハビリテーション病院に勤める15年目の作業療法士ふじです。


はじめに

病院では動作が出来ていても自宅では動作ができないという経験をしたことはありませんか?
私が担当させて頂いた症例患者様は入院当初は移乗動作に介助が必要な状態から4点杖歩行で病棟トイレ動作が自立まで改善して試験外泊をしました。
しかし、自宅ではトイレ動作のドア操作時に下肢が床に引っ掛かり困難さを訴えた事象がありました。今回はこの経験を踏まえて環境を知る重要性についてお伝えします。

症例紹介

Aさん40歳代女性で左上下肢の痺れの出現から急性期病院に救急搬送。右被殻出血にて緊急開頭血腫除去術を施行(X日)。左上下肢の運動麻痺が残存しているため当院へ転院。

ここから先は

1,708字 / 7画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?